酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉のいろいろ

昨日 信州から うれしい電話がかかってきました。

不老泉中汲みをお買い上げのお客さんが 信州にいきはりまして、そこでその不老泉を恩師と飲んではって、感動の電話をしてきてくれはったんです。こんなうまいお酒はいまだかつて飲んだことがないと絶賛!うれしいことや・・・・

あんまり嬉しかったので、今日はアトリエ北国にて 新年会があったんやけど自慢げに中汲みをもっていったら案の定 大人気でした。お燗をつけるとますます美味しい!と。中ぐみって何やとか、山廃ってどういう意味とかいろいろ質問してくれはって・・・・

初しぼりも好評。酵母を10から9号に変えはったので おとなしめですが 後の余韻が素敵です。きっとこれは寝かせてもきっとええ熟成をしそうな気がします。

11月にじっくりと熟成をしてようやっと解禁となった渡船。これは美味しいんやけど、まだ若い・・・ので、小川酒店では お蔵さんの承諾を得て あえて常温にして並べています。ここの酒質なら絶対大丈夫やと思います。

一方 ここのお蔵はどんどん売るお酒がなくなってきています。

赤ラベル青ラベルは生も火入れも・・寿扇もないし、木桶の純米大吟もありません。
そまの天狗も怪しいそうです。

残念ですが、ここは味がちゃんと乗るまで 待たはります。完全発酵!そして米の旨みが生きたしっかりした味わいなので 十分な熟成を迎えたあとは もうたくましいのです。
きっと置けば置くほどに美味しくなるのに・・・・この味質に大満足のお客さんはちゃんとわかってはって、人気で売り切れて、このように欠品となりますのや。

実は酒粕にもこだわりがありまして、今回の酒粕は上原の酒粕としては出さずに踏み込み粕にしはるそうです。十分美味しいはずなんやけど・・・・

あらゆることにこだわり続ける上原酒造さん。ええなええな・・・