酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浪乃音酒造

来月の朝市は 江戸の姉御こと もろみ姉さんが
箱根の山を越えて朝市にきてくれはります。

というのは、おととし もろみ姉さんは、浪乃音に蔵入りしはりまして
渡船の60%精米のお酒の仕込みに、かなり深くかかわらはったのでした。

そしてそのお酒が火入れされて2年・・・・・間違いなく おいしくなっているこの貴重なお酒を
ぜひ朝市で売らせてもらいまひょということで、浪乃音&もろみ姉さん企画がたちあがったのでした。

なのでこのお酒と一緒に売らせて頂くお酒を選ぶべく
久しぶりぶりにお蔵へ伺いました。

このところご無沙汰で味もあんまり見られてへんだので
かなり気合を入れて利き酒させてもらいました。 

登場したのは 純米吟醸9号酵母斗瓶取 渡船60%精米 特別純米中汲み 純米中汲み

おもしろかったんは最初どのお酒も、若さが前面に出てまとまっていなかったり・・・・・・・やったんや。ところが孝さんのいつもながらの楽しいお話に聞き惚れて笑っているうちに時間が過ぎて 再び利いてみると・・・・それぞれに ええ子になっていました。斗瓶取りは さすが斗瓶と思わせる まったりと上品な色気を出しはじめましたし、純米は時間とともに凛とした立体的なバランスのとれた味わいに・・・・特純は実はこれは私は最初から むっちゃ好きやったんですが・・・・とにかく 好きや~特純と純米の違いは?とたずねますと、仕込みの大きさが違うのと(特別純米の方は小仕込みです)、麹の造りが違うのやそうです。

渡舟が一番搾り立てのほやほや。これはもろみ姉さんの渡と比較試飲したら、それぞれのよさを感じてもらえるのではと思います。

何度も何度もいいますが・・・・蔵には行ってみるもんやな・・・・久しぶりに伺いましたが、ここのお酒 それぞれに美味しいですわ~

このお蔵では毎月計り売りをしてはりまして、この毎月の売り上げがぎょぎょぎょ
でも思います。一回きりなら いざ知らず。こうやって毎月毎月買いにきはるお客さんがやはるというということは ここのお酒の美味しさ・・飲み飽きない ええお酒であることを物語っていると思うんです。特に地元のお客さんが多く、地元で可愛がられるということも、またええことやな~

来月の朝市は中井さんともろみ姉さんとの夢の饗宴です。お楽しみに・・・・
孝さんいつもながらに話が楽しくそして深いです。