酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

福のしずくと六方

以前からもちょくちょく話題になっていた 蔵囲いの会のふたりの新生児が誕生しました。

萩乃露さんからは 福しずく むろか生原酒
原材料:米、米こうじ、原料米:滋賀県産玉栄100%、精米歩合:60%
日本酒度:+11、 酸度:1,6、 アミノ酸度:1,1、 アルコール分:17 

福福しいえべっさんのらべる。火入れのお酒はお多福さんでこれも素敵です。まさに福を呼び込むお酒です。

ここは前にも書きましたように 2タンク仕込まはりましてそれが面白いくらいに違っていて 新酒はこの弟クンが採用されることになりました。お兄ちゃんのほうが 香りも豊かで萩乃露らしい柔らかな感じで ある意味弟クンは萩乃露らしくない男っぽいイメージやと感じました。玉栄らしさが出ている 輪郭のはっきりしたお酒です。切れ味抜群。お燗も美味しいです!私はきゅっと熱めのお燗が好みでした。そして時間を置くほどに美味しくなるので ほんまもんです。

続いて 喜楽長さんからは 六方。

私は参加できひんだんですが、ここはおもしろいことをしはりました。なんと明利酵母と14号酵母という2種類の酵母違いで醸されたお酒をブレンドしはりまして その比率は酒屋さんもふくめてあれやこれや実験しながら決められたのであります。結局 明利が80% 14号酵母が20%という比率にて・・・・・さらに喜多社長さんと家杜氏さんが微妙なアルコール度数の調整をして、ようやっと このお酒は完成しました。

喜多さんらしくない味わいでして、新酒の心地良い香り・・・そして ほわんとやわらか~い味わいです。ちょっこし 初心者むけかなあ~と 思いきや ゆっくり頂くとそこはかとない奥行きも感じられて ぬるお燗も美味しい!さすが家さんです。

原材料:米、米こうじ、原料米:滋賀県産吟吹雪100%、精米歩合:55%
日本酒度:+3,3、 酸度:1,4、 アミノ酸度:1,1、 アルコール分:17~18度

2種類とも限定ですので お早めに!また予約も受付いたします、