酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

美富久酒造さんへ・・・・・・梅酒の巻

朝市のお酒を選びに美富久さんへ伺いました。

お忙しい造りの真っ最中やのに蔵まで案内していただき、また丁寧に利き酒・お酒談義もしてくださり 感謝です。藤居さん すごくええ感じで造りに向かってはりますし、また蔵人さんを含め蔵の雰囲気が充実していると感じました。これはすごく大切なことやと思います。
右が蔵元の藤居さん そして峠さんもやはりました(左)。
なんと 新婚さん!!ますます ええ感じです。

さてまず それたところの梅酒から・・・・・

初めて梅酒に挑戦!!すごく 美味しい!またほかのお蔵とはちがった魅力のある梅酒・・・ところが まだ商品化されていないで 値段設定もまだなんやて。

でおもしろい話を聞きました。

私も梅酢で牛蒡をたいたりして 梅っちゅうのはなんかとても不思議なパワーを持っていると常々思っていますが なんと梅で漬けると 300Kgやったお酒が250Kgに減ったそうな・・・そしてアルコール度数も18度あったのに 10度になったそうな・・・・・!!

さらに この原料である日本酒は 初めてうまれた三連星 黒!(吟吹雪で作った純米)なのですが、実はここだけの話 醗酵がなんと日本酒度マイナス13度で止まってしまい あわわえらいこっちゃと思っていいたら さらにマイナス16度になってしまいまして・・・・結局 この年は 黒い三連星のラベルはできているのにお酒ができひんだ・・・・・・・という 曰くつきのお酒・・・でもこれで造られた梅酒はほんまに 美味しかったんですわ。むかし 不老泉の初のみきりで 梅酒の横に原料の日本酒も置いとかはったんですが、これが非常に美味しくなかったのでした。それが 梅のパワーでこんなすばらしい梅酒になるんやと感心したことを覚えています。

ほんまに 梅酒ぱわーって 不思議や。・・本題に続く・・・・