酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

祇園祭 神輿渡御

朝市も無事に盛況におわりまして さあ今日は祇園祭本番やなあと言うてまして…おっとの友人が神輿を長年担いではるとの話になり 四条寺町の御旅所に集まるその儀式は9時10時そして日付けが変わるころまで及ぶということなので そんな頃やったら人もきっと少ないやろうと 夜も更けてから京阪電車に乗って出掛けたのでありました。

祇園祭は25年くらい前に行ったきり。
その後はいつもテレビで見てました。ので久しぶり!

で 行ってびっくり!ものすごい人やん!!

で何の知識もなかったんですが 祇園祭は、八坂神社の神事なので祇園祭の主役は山鉾巡行ではなく、この神輿渡御なんやそうです。

六角八角四角の三基の御神輿が一斉に八坂神社から四条にある御旅所まで渡御します。一つの神輿になんと400人もの担ぎ手がやはるのでそれだけでも圧巻!八坂神社ではそれらが集結するので、1200人!えらいことになってたと思います。

私らの行った御旅所では 御神輿が到着しますと 降ろす間もなく「まわせ、まわせ、まわせ、まわせ」の掛け声でその場でぐるぐる神輿を回し始めはります。 本当はその場で動かずに回さなあかんところがついつい回転軸が移動してしまうと「うごくな!うごくな!」とお声がするとギャラリーから笑い声が。これは差し回しというのやそうです。ほんで何回か回した後、「ほいっと、ほいっと」の掛け声で高く担ぎ上げられまして(これを差し上げというのやそうです)。担ぎ手さんは ぴょんぴょん飛んではりますがな。他にも「よいやさ~じゃ、よいやっさ~」など 掛け声が楽し。一緒に手拍子をうったりかけ声をかけたりしていると、なんかお祭りアドレナリンがふつふつ湧いてきて快感や。

日本のあちらこちらに大きなまたは小さな祭りが仰山ありますが やっぱり昔から引き継がれてきた神事の祭りごとはよろしなあ。

祇園祭は 牛頭天王素戔嗚尊つまりスサノオノミコト)を祀る祇園、八坂神社の疫病封じの夏の神事。こないに有名な祇園祭京阪電車でちょこっといける こんな近いとこやったんや。来年も行きたいと思いました。 

はんなりした京都のお祭りですが この神輿は勢いがあって男っぽい!

ふうさんも何年もまえから 山鉾を引いてはると聞いています。お疲れ様~。ふうさんの御名刺も山鉾の写真でしたが それだけこの祭りごとに関わることが生きがいになる…その魅力が今日わかりました。