酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

還幸祭

祇園祭りの還幸祭が昨晩ありましたんや。

知人がずっと神輿をかついではりまして 昨年は17日四条寺町の御旅所に渡御する行事 神幸祭をみました。

あまりの感動に火がつきまして ぜひ今年もいきまひょと!!

今年は神幸祭から一週間後 御旅所(下京区)に運ばれた3基の神輿が、夕方から氏子地区を練って八坂神社に戻る神事 おかえり神事といわれる 還幸祭

私らは仕事もいそがしかったので 10時半に八坂神社に到着。
3基のそれぞれに400人の男衆!荘厳!!
お祭りって なんか奥底にある魂をよびおこさせるみたいな快感が

前から思てたんや。なんで こんな暑い最中に祇園祭があんにゃろと。そしたらやっぱり鎮魂と祈りでした。疫病が流行り多くの死者がでたので その原因である疫神と 怨霊を鎮めるために産まれた御霊会(ごりょうえ)が始まり。
私らは最終電車に間に合うように帰りましたが、深夜12時から神輿から神霊を神社に戻す「御霊遷(みたまうつ)し」の神事があるそうです。私らが味わった 荘厳な喧噪とは打って変わり灯りが消されし~~んとした静寂のなかで行われる神事。いろんな死者が漂ってそうなそして 平安神社にワープしたみたいな感じやろか

1000年以上も続いてるこのお祭り。やっぱりすごいわと 50歳になって思います。皆さん 宵山や巡行が祇園祭と思てはりますが、このお祭りは一か月間も繰り広げられますのや。なんでも こんだけ続くには、ちゃんと意味があるのやろな。