酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

京型紙

ちょっと前になりますが みやこめっせにて京型染 三好染工の展示会があったので、いってきました。

いつもお世話になっている マリンバ奏者 りみさんが 三好さんと懇意にしてはりまして またこの展示会にもかなりかかわってはるそうなので ぜひぜひと言うてもらいまして 京都配達の際 便乗させてもろて行ってきました。

そやけど ほんまにほんまに行って良かったです。

江戸後期から大正にかけての 膨大な型紙の中のとっておきの作品が展示されていました。

民画中の民画 大津絵やら 大名行列やら 北斎漫画から写した雀踊りやら はたまた 放屁合戦 !戦争柄なんかもありました。

猿 蝙蝠 燕 鯉などの生き物をモチーフにしたものは、くすっとわらえるのに そこはかとない品があり。蝙蝠もむちゃ愛らしい~

蕨に蝶 梅 楓 梅花藻 瓢箪 銀杏 青海波 とか・・・・自然を題材にしたものも素晴らしく 自然が生み出したものの完璧な美しさが粋に生かされていて またそれがよろけ縞 格子等とコラボレーションされて お見事や

松林なんぞは めちゃ単純やのに、この連なりが ものすご素敵で ぽ~~~~~っと見とれてしまうくらい素敵やった。

古いものやと感じさせない 斬新で粋なデザインの美しさ、そして 職人技の素晴らしさにため息が出ますがな。

やっぱり 日本の文化ってすごいすごい。

やっぱり 日本酒に結びつけてしまうんですが、今回ぴぴぴぴと反応した素敵な作品は、ちょっこし笑四季のモンスーンみたいにも思えました。コケッテイッシュで最初は浮ついているのかと思いきや、ほんまのとこでの筋がびし~~っと通っているんですわ。なので 見るほどに惹かれていきまして 飽きることがありません。

楽しいしおもろいし そして深い感動。

ええもん見せてもろて 楽しいしおもろい そやけどほんまもんの日本酒を感じたようにも思えました。