酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

横山大観展 えき

伊勢丹 えきにての 足立美術館 横山大観展 今日まで!!・・・・なので こらいかなと 行ってきました!

わすれもせえへん 今はおっさんになった息子が1歳半ばくらいの時に足立美術館にいって 叫んだりうるそうしよりまして 監視員さんに おそれいりますがご退場下さいと言われたのが20数年前。

それはそれは 美しい美術館でした。

そしてその美術館の横山大観コレクションの展覧会でした。

先日拝んだお月さんや お日さんや 木々や 富士山など 大自然をモチーフにした作品が多くて ゆ~~っくり 堪能しました。そして 気にいった作品は 何度も何度も戻っては見まして、根っこが生えそうな快感を味わいました。
今も 思い浮かべると うっとりします。「那智の滝」なんか 滝の音が聞こえてきそうやったし。「愛宕山」は紅葉の赤と松の緑のコントラストの美しいこと。「麗日」は蒲公英や土筆そして 蟹が何とも微笑ましい構図。「春風秋雨」では 桜や紅葉ももちろんやけど 木の幹の素晴らしさに 感動・・・


ほんで よくあることなんやけど ショップで売ってはる葉書を記念に買おうと思たんやけど あまりにもほんまもんと違うのでやめました。やっぱり 生は偉大やな。

そして 帰宅して思い出しました!その横山大観は大の酒好きで 最も愛飲した酒が広島の醉心やったんや。一度だけエスサーフさんにすすめられて 置いたことがあります。

そして あることをきかっけに『酒づくりも、絵をかくのも芸術だ』と大観と酔心の社長は感動 意気投合し 一生の飲み分を約束し 大観も毎年毎年 絵を寄贈したんやて。

大観にとって醉心は主食であり、米の飯は一日を通じてわずかで、後は全部醉心でカロリーを取っていたそうな。一日に2升3合。晩年でも一日一升。特に晩年 何にも喉が通らなくなった時でさえ この酔心だけがのどをとおったそうな。(酔心のHPを 参考にさせてもらいました)

きっときっとそんな 御縁に導かれて 私は最終日に伊勢丹に向かったんや・・・と 今になって思い出しながらえへっ

きっと 心底 お酒と画が大好きやったんやな。次元はまるで違うけど ちょっこし共感