酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉 雄町純米吟醸

久しぶりに 不老泉 雄町を開けてみました。

この雄町は 10年以上もまえに 上原さんとご縁のあった 岡山の美味しい料理屋さん たかはしさんが、前嶋杜氏の仲立ちで、岡山の米問屋さんをご紹介してくれはり、それ以来毎年 畑を厳選した良い雄町米を優先的に回して頂いているそうです。ええ雄町で 不老泉で醸されたこのお酒は 今やこのお蔵の看板賞品に育ちました。

昨日は変態変態と失礼なことを書いてしまいましたが この雄町は火入れ。硬かった雄町が新しい冷蔵のおかげで、冷たい温度ではなく10度という 火入れ酒にとってはほんまにええ温度でまろやかに熟成したので“、不老泉の中では、変態さの少ないお酒と言えると思います。

そして、山廃独特の個性はひかえめながらも 山廃の魅力は十二分に感じられ むちゃええ感じ。しかも火入れなので クリーミーさやなめらかさが加わり 余韻がよろしなあ。

今まさに 飲み頃です。

初吞み切りでも ふつう生の山廃もんが上位を競うのですが 1位の雄町の生を筆頭にこの火入れ雄町も5位に入賞。が、これは21BYで、もともと固かった年やったのがこないにええ熟成をしたので この21BYはもうちょっと眠らはります。これも 楽しみや。

そして 今出ているのは 23BY。これも 美味しい~~~

今酔醸亭のお酒を考案中。

真ん前の平井さんのお酒は 社長もお越しやし これは大津になくてはならないお酒なのでぜったい出すので、食中酒の浅茅生にたいして不老泉という 対照的なお酒もだしたいとおもてます。そやけど 予算とかもあるし またどの種類かも 迷うところやし、頭をなやませているところです。最後の酒母四段 最後の杣天 が 予算的にこすぱええなあ。奥琵琶湖や 特純黒らべるも また91もええかなあ・・・・とにかく 不老泉は 今ラインナップ充実しすぎ。