酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

変態

里山みらいじゅくが 今年もあります!

で、その打合せをしに 今森光彦さんのアトリエに伺いました。

その時に 不思議な人に出会いました。

西田賢司さんという コスタリカに在住の探検昆虫家。

とくに昆虫好きではない私なのですが この変人さと、マニアックさと、すきすきすきさに 心地よく酔ってしまいました。

中でも面白かったのが フクロチョウの話。もちろん これは蝶々なのですが、ちょうど活動するぞの夜中の12時ごろになりますと この蝶は180度回転するのです。そしたら まさに梟(フクロウ)そのもの。これを 発見したときの感動・・・・さぶいぼが・・・

カラダの中にヒトヒフバエという虫を飼ってはって ときどき お腹がむぎゅーってなるので とんとんと叩いてやると またもどるのやそう。また 手首からもその虫が時々顔を出すのです。

さぶいぼが何度もでましたが 快感やったのが好きなものに対する そこはかとない愛情と情熱と変態さ。

・・・・と どこかで匂いが・・・・そうや 不老泉さんや。

今森さんもまさにそうやけど この西田さんも 話をしていて へらへらと迎合しないところがありました。所謂愛想こきでないのです。決して天狗ではなく ご自分の哲学をけなげにひっそりともってはる。

また二人ともかなり有名な方なので色々なところからオファーがありますが、空気を感じはります。なんとなく ご~もしくは なんとなくNO。これは 生物に対面していきてはるひとの 本能的能力なのかも。

そして それはけっして 飛躍ではなく 日本酒の世界にもいえることなのかもしれないと 私は思いました。

惹かれる話に頷きながら わたしは日本酒の世界といつの間にか何度も重ね合わせていました。

変態ばんざ~い 不老泉 ばんざ~い。