酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

北島 別誂え

大人気の北島別誂えは、50%磨きの山田錦を小仕込みで醸した まさに別誂えのお酒。

けどけど 辻さんにはあかんかったんや。というのは 決して美味しくないわけではないけど、辻さんの好みではなかったということ。辻さんは個性あふれるお酒がお好きなので 薦めた私も悪かったと反省。

が お馴染みのお客さんが すごい事を言うてくれはった。熱燗をしたら 最高に美味しくなるとのこと。ありがたいことや。これは是非とも辻さんに報告せねば。ほんで 20日に開かれる 怖くて開けられないお酒の会の時にも 体験させてもらいまひょ。

北島さんが全国醸界新聞の「醸かもす」に載ってはって 感動することをいうてはりました。抜粋しますと。
「僕は普通のお酒が好きなんです。本来の日本酒を造りたい。濾過に頼らない綺麗さがあって 奥行きが感じられ酒質がしっかりしていて崩れない。封をきってから味が乗るぐらい。クラシックな造り方によってそういう本来の日本酒が見つけられるかなと思てるんです。」
「温度を上げ下げし、空気中の乳酸を取り込みながら、じっくりじわじわと強い酵母を育てるきもと造りを 速醸にも生かすと仕上がりの味が全く違う。」たしかに きもとで頑張ってはる 北島さんですが、このところ 速醸のお酒の評価がこれまた高いのです。なるほどなるほど。

北島のお酒 益々ようなっていると思います。しかも 甘い辛い。 速醸 きもと。お米も雄町 愛山 山田 吟吹雪 玉栄と さまざまな挑戦をしてはりまして。それがちゃんと 階段を上がるがごとく向上してきているのがすごいです。

記事の最後には 古いにしえの知恵が未来の展望をも醸しているとありました。
・・・・北島さん ブラヴォ~

ちなみに地酒の祭典のおもろいチラシ 北島さん寝てはるのですが これ北島さん作なのやそうです。