酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ロングウイル と ヘッジス

お盆に らっきいなことに 素晴らしいワインをよばれました。
ここのおうちにはセラーがあり 去年もまさにお盆に伺い 2回目の宴。

好きなのを選んで良いと言わはるので・・・・・ぎょぎょぎょのロングウイルを開けさせてもらいました。後でネットでみて さらにぎょぎょぎょ・・・・


シャトーピション ロングウイル コンテス デ ラランド


ポイヤックの3つの名高い一級シャトーにも肩を並べるほどの実力。
近年、格付け改定がなされたら一級に格上げになるだろうと言われる「スーパーセカンド」のなかでも 特に際立った存在のワインやそうです。

ポイヤックという場所にありながら、メルロの割合が多く、まるでマルゴー村のワインのような柔らかさ。これはロングウイル氏には5人の子供がやはりまして、分割して相続。そして 兄弟が相続した バロンのほうは 男性的な筋肉質なワインになり、姉妹が相続したラランドは 品のあるなめらかな女性的なワインになったという 生い立ちによるものなのやそうです。

なるほど、香りもすばらしく 滑らかな呑んだことのない味わいやった。余韻もすばらしい。こんな機会は一生にあるかないかなので、興奮しながらよばれました。ナパのみかさんから頂いたワイン以来の感動や。一生忘れんとこ

さて もう一本はヘッジス レッドマウテン
ロングウイルとはまた違っていて、甘い完熟フルーツの香り、凝縮感のある複雑な 味わいも感じられます。けど 洗練されてい 滑らかさもあります。

これは 世界のセレブに愛されているワインなんやそうです。が、 『ワインは嗜好品であり、その美味しさは人によって違 う。ワインは色々な要素から成り立っており、評論家の 好みでワインに点数を付けるのは無意味だ。』 として、パーカーさんの100点満点の評価方式を真っ向 から批判してはるのです。なんか不老泉みたいや。

至福の時間をありがとうございました。酒屋なので ワインももちろん扱っているのですが、試飲会で飲むのと こういうシチュエ―ションで飲むのとは雲泥の差。集まった人たちが飲食業のひとやったので 会話もそれはそれは楽しかったのでした。夢は膨らみ ニューヨークにまでおよび 味わいとともに夢のような時間でした。一年に一回の大事な宴。来年もぜひぜひ。

大事にしまっているオーパスワンは ここで5年後に開けることに決定しました。