酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

滋賀も宝物がいっぱい

前にもかきましたんやけど 川口さんと吉田さんが意気投合して生まれた 外国の人々に ガイドブックにはない 湖国が守ってきた当たり前の日常を価値あるものと伝えたい・・・・と 始めはった新事業が ただ今進行中。

通訳をするひとは 仰山やはっても 単に訳するだけやと なんか魅力の伝わらへんぎこちないものになり 海外のお客様にも根っこのところで楽しんでもらえへん。ということで今日は 日本在住歴13年のアメリカ人 翻訳家のAさんと一緒にご来店になり 協力してもらうために ツアーを体験してもらおうということになりまして ご来店。 滋賀のお酒について 色々お話しさせていただきました。残り物ですみませんが お酒の肴もたべてもらいました。そしたら 魚アレルギーやってびっくり!特に鮭があかんそうです。けど 鰊や鰯は大丈夫やったようでほっと。

お酒は地元の浅茅生の渡船と 北島のきもと雄町ひやおろしの2種類を 器違いと温度違いで楽しんで頂きました。Aさんは 甘味のあるお酒が好きやそうです!なので お燗もよろこんでいただきました。日本人の多くは 辛口!と叫ばはる人が多いので なんか嬉しい。

小川酒店にも 観光のお客様は沢山おいでになるのやけど 殆どの皆さんが 大津は泊まるだけで結局京都にいってしまわはるのです。世界的に有名な京都の観光名所と同じ土俵に立つのではなく また違った滋賀ならではの魅力を発信していきたいという想いは私もずっと持っているので 出来る限り協力させて頂けたらと思います。

 社寺仏閣も含めて滋賀には素晴らしい文化歴史があふれているし また一方 新旭針江の針水の郷もそうやけど、普通に営まれている日常にこそ その土地の持つ魅力があるともいえるのです。前は仰木で餅つき体験をしはったそうです。琵琶湖を囲む山から水が川を流れ、田を潤し、その恵みとして米が実り、餅になる。この地で自然と人がつないできた営みを異国のひとたちに伝えはったそうです。すばらしい。

こういうことに関わらせて頂くことで 私ら滋賀に住んでいるもんも 近すぎて気づかへんだものやひとにも出会えそう・・・・それから新しい発想も生まれそうや。これからの お二人の展開も楽しみです。