酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

たらいの水に楷書で字を書く

お正月におっとの実家にかえって新聞を読んでいたら 感動する文に出会いまして。

お義母さんに ええ話なので持って帰りたいと言うてたのに忘れてしもたんやけど、お義母さん わざわざ送ってきてくれはったんや。ありがとうございます。

京都新聞中村橋之助さんのお話し。

大好きな藤山寛美さんに小学校の時に逢うことができ その際 橋之助さんの頭をなでながら 「芸っていうのは たらいに上質な水を入れて そこに楷書で字を書くことやで。後には残らへんけど 楷書で書かなあかんで。」と。

橋之助さんのお父さんは夏でも熱燗を飲みながら3 4時間かけてご飯を食べてはって・・・その間にいろいろな お話をきかせてもらわはった。型破りっていうのは 型のあるひとが破るから型破り。無いひとが破っても型破りとは言わない。という話も・・・・

おりしも神開の海老蔵さんと お酒の話しから やきもの話しになり。いろいろ哲学に及ぶようなおもしろい話題になった中に 今の海老蔵さんのフェイスブックの表紙になっている言葉にこの寛美さんの話しとかさなりましたんや