酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ターリー & カレラ

またカリフォルニアから日本に帰国したみかさんが 素晴らしいワインをもってきてくれはりました。

まずはカレラ ライアン。「ライアン」とは、長くカレラが誇る類稀な畑を見守り続けてきた最重要人物のジム・ライアン氏からとったもの。30年以上も自らの眼で最高の状態に保ち続けてはる すごいひとらしいです。これは ピノノワール。なんちゅう エレガントなワインや。あるかたの表現をお借りしますと、上等な真綿に優しく包まれている感じ。香りもうっとりします。樹齢百年を超える古木の潜在能力に拍手喝采

ターリーはジンファンデル好きの方にはまさに垂涎のワイン。造り出されるワインのほぼ全てがアルコール15度以上。発酵温度15度を超えても死なない酵母天然酵母)もあり 凝縮した迫力のある味わい。でも 高いアルコール度数を感じさせない、むちゃ柔かい優雅なタンニン。そして熟した森の果実味がたっぷり。
晴れた日にはサン・フランシスコ湾を眺めることもできるアトラス・ピークの高地、1600フィートに位置するミード・ランチは、1880年から続くナパ・ヴァレーの中でも最古参の畑の一つ。ジンファンデルとしては 類まれな優れたワインなのやそうです。

カレラとの比較がとても楽しいワインでした。

一緒にもってきてくれはった チーズもクラッカーも それはそれは美味しく ありがたいことこの上なし。

家でこのような 高価で素晴らしいワインをいただくことは ほんまに稀有なこと。でも しみじみ美味しいとおもいました。みかさん ありがとうございました。