酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

北島酒造 きもと櫂入れ

恒例の北島酒造の櫂入れにお誘いいただき ま・・暮れとはちがって 忙しくはないので…すみません!血が騒ぎだしまして行ってきました!

楽しかった…

実は とある宴の為に 秋田大黒舞というめでたいめでたい秋田民謡を歌って踊る練習をしていまして 私はこの唄を呟きながら 櫂を入れましたほんまは大きな声で 酒造り唄の代わりに歌いたかったんやけど・・・さすがに その勇気はなく 一人呟きながら・・・でも 調子が出てくるのですわ。

今回は昨年同様 玉栄65%。北島さんが注目している あの玉栄のきもと。

昨年より やわらかく 疲労感は少なかったかな。

溶けやすいかどうかでは 玉栄 美山錦は固く 山田錦 吟吹雪はやややわらかく さらに溶けやすいのが 渡船やそうです。

で 溶けやすいこの渡船 今年はきもとは渡船の88%にも挑戦!これで 50% 60% 80% そして 88%と4種類の精米歩合の渡船に取り組まはることになります。

今回皆で変わりばんこしながら5つ櫂を入れたのですが それが 一つにまとめられて これから1か月かけて 美味しいきもとの玉栄のお酒が醸されていきます。ねえさんも東京から!一緒一緒。写真ありがとね。これは北島さんから送ってきてもろた写真。酔INちゃんは 暮れにも年明けにも櫂入にきはって また 萩乃露でも櫂入しはって 日本酒ガールならぬ 櫂入ガールという名前が付いたそうや。おかしいな

秋田ではこのように手作業ではなく ドリルを使ってきもとをしはるところもあるそうな。

また ある蔵では 手作業とドリルを分けて 手作業の方はきもと そして ドリルの方は山卸と和えて差別化してはるところもあるらしいです。

櫂入れを終えた後 蔵を見せてもらい 利き酒になるのですが、蔵見学のときに聞こえてくる会話が 興味深く耳が何度もダンボになりました。続く