酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

杣の天狗

お伊勢さんにいってるとき 妹と母は不老泉へ~~

丁度 杣の天狗が搾られているところでした。
ちきちき姉さんの雄大さんも 蔵人として奮闘中!

杣の天狗は 搾られてずっと美味しいけど 山廃もんは最初の三日は美味しいのに そのあと酸がぐんぐん出てきて 吞めたもんやない・・・・味になるのやて。それが 蔵付酵母の底力で 夏を越して秋になって味が整い 無事に出荷となるのです。

また 蔵付酵母 木桶 天秤搾り・・・などの 自然派の造りのお酒は 揺らぎがあって 不機嫌なとき 調子のええとき等波があり でも結局最後には絶対おいしくなるのやそうです。

呑みきりのとき 妹が日本酒コンシェルジュさんと横坂のおやっさんと3人で盛り上がらはって。

この文はいま読み返しても新鮮で どきどきします。そして 酒屋も気合入れな お酒に造っているひとに申し訳ないなあと思うのでありました。

師匠が自分の命を懸けて自分に託してくれた。そういう思いはこの心のなかに刻んでいます。そして、今度は私と関わる、私と向き合う相手に、命懸けというのを感じてもらえるような、そんな自分になりたいなと。

自分自身で物事を見るということ。そうすると、自分が向き合っているものの中で大切なもの、肝心なものというのがわかる。どうやってわかるかというと、教えてもらうんじゃなくて、まず自分で考える。

大切なものは、目に見えないもの。その大切なモノがわかって、そこに魅力を感じる人間、それを体で感じる人間がいい酒を造るんです。

わかっただけでなくて、それをどう結びつけてどうするか。大切なことは感性。


爆笑のアフロの績さん。北尾さんが撮影!おもろいな。

績さんのお母さん 母と同い年で82歳!で 固い握手を益々お元気で 野の花が素敵に生けられていました。ほんで 菜の花ももろてきてくれました。春も近いのやな。