酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

火入

喜多さんの所に伺った際 プレートヒーターや パストライザーを見せて頂きながら 火入の難しさをしみじみ感じました。

生酒の温度を65度まで熱し、それを急速に10度まで冷やすのですが、(徐々に冷やすと 丁度30度辺りが一番お酒が劣化しやすい温度帯なので 急冷する必要があるのです)その65度という温度を何分?何秒?かけるのかが とても大事。ある蔵なんかは1秒!とありましたけど 殺菌は十分にされているのやろか?

金賞酒など 1回火入れで、より香りや味の劣化を防ぎたい場合に瓶燗火入れをするそうですが、これもまた 難しそう。

火入の仕方もさることながら 火入のタイミングも むちゃ大事。

本当に良い酒を ええタイミングで きちっと上手に火入すると すばらしいお酒になるのや。

辻さんに よう滋賀は火入れが下手やと言われるけど、ほんまに こんな難しいとは

生酒は そういういみでは 難しい火入行程がなく、 わかり易い・・・・けど 変化が楽しい反面 怖いし。特にこれから 暑くなってきたとき、ヤマトさんが1800ml6本対応をしてはらへんのが 大きなネックになっていて どのくらも色々悩んではるようです。