丸は自然 わたしの見える世界には角が無い
湖面に映し出される風景もやさしい広い大きな丸
わたしの住んでいるところはたくさんの緑
手でふれる木々も木立からこぼれる水滴もみんな丸
わたしが見ているのはどこまでもどこまでも丸の世界
生きている時間を大切にしていけばひとつまたひとつと気付かされる
人と自然が出会い、ふれ合う光景を大切に描きたい・・
こんなコンセプトのもと大槻ゆりさんが京都で個展をしはった。
最終日の日曜日 、どきどきしながら見に行った。
根っこが生えそうになるくらい、ひとつひとつの絵が心に響いた。
まさに虹色の調和。美しい色が夢のように調和して・・
そして絵の中の人物の眼が私をまっすぐに見つめる。
ゆりさんの凛とした生き方そのもののような気がした。
重い難病を患われたにもかかわらず、この生命力あふれる絵そして色。
すばらしい贈り物を頂いた。
ゆりさん、そしてあったかく深くゆりさんを支えてはるご家族に
心より拍手とそして感謝。
チャップリンに、ある人が「あなたの傑作はなんですか」と尋ねると、返ってきた返事は「次の作品です」・・・やて。
ゆりさんも、より素晴らしい次の作品を楽しみにしています。
ゆりさんとは友人のご縁で出会えた。日々の暮らしも大変やのに、きらきらした眼差しで感謝の気持ちを形にしたいとおっしゃる。難病という重荷を背負っているからこそ感じられる喜びを、ゆりさんはきっと誰よりも知ってはるのではないやろか。絵を離れても、ゆりさんから気づかされることはいっぱいや。出会えてよかった・・・・・