酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

安藤明子さん

「美しいと感じた古今東西の布を素材に個性的にならぬよう心して衣服づくりをしております。 洋服は布を人間に従わせますが、人間が布に寄り添うことによって着付けられてゆく、着もののような現代(いま)の日本人の衣服が出来ないものかと思っております。使うほどに愛着と美しさを増し、布が命を終えるまで使い果てることの可能な服。用途・機能から離れてなお美しさを湛えるものでありたい。最低限の手を入れて衣服になるものを作りたい・必要な始末を手を抜かずに丁寧に・・・という二つは矛盾っしているようですが、でもこの気持ちを大切につくり続けていきます。」・・安藤明子


巻きスカートであるサロンはたとう紙に包まれていました。


この人にちょっと注目!
長いこと草木染めもできていない私ですが、やっぱり色・布は大好きです。なのでこの人の本に出会ってちょっと感動かなり感動。ずっとあこがれていて、お茶の堀口一子さんとかかわりがあったギャラリー百草のオーナーさんの奥さんが安藤明子さんで、素敵な衣服をつくっておられるのでした。オーナーさんの安藤雅信さんも陶芸作家。こんな生き方ええなあ・・・・なんていうのは簡単ですが、ものつくりというのはものすごい大変で、研ぎ澄まされた感性・素材選び・目利きのできる人でないとあきません。きっと只者ではないすんごいご夫婦なんやろうな。いつか行ってみたいところです。