酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

うつわ!

昨日の続き!
発酵を待っている間、たくさんの器を見せていただきました。

ちょっと鳥肌が立ちました。

Nさんはご両親が器狂いだったんです。味を出すために土の中にも埋めてはったりしたそうです。若いころはほとんど興味がなかったのに、結婚されたころから、そんなご両親の血が騒ぎ出して器に夢中にならはったんやて

全部が私好みでしたがとりわけ気になったのがこれ。

唐津。数ある素晴らしい器の中で、一番惹かれました。

清水卯一のお孫さんの作品。優しい・・美しい・・・

うちの店にある、丸豊窯※の作品が金継ぎによってまた違った美しさを!これは目からうろこでした。Nさんは只今金継ぎを習いに行ってはります。なんと漆を使うんやて・・・で使う金がなんと1g4000円もするそうな。でもでも・・・・この美しさに出会うと納得です。この器で頂いたお茶の美味しさったら・・もうもう・・・・たまりませぶん

このところ日本酒にはまっていた私ですが、再び器ももっともっと深く探りたくなった私でした。

※一の蔵にある丸豊窯は何を隠そうNさんに紹介していただき、小川酒店に辻一さんにレストラン井筒さんに扱っていただくことになったのです。たくさんの古いものから新しいものまでのN家の粋な素敵な器の中でも、この丸豊窯の器がけっして負けてないのが嬉しかったです。やった!!