酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

うるうる・・・有難いことです。

今日∞のYさんから滋賀のお酒の会について、こんなメールを頂きました。

鈴正宗について、「想像するに、あのラインナップの中では、評価があまり高くなかったかも知れません。今の若手の造る滋賀の酒が、ある意味突出した個性を持っているからです。ですが、滋賀の酒がこれからそれぞれに尖った個性を出していくであろう中で、鈴正宗さんのように、地に足の着いた派手さの全くない丁寧な仕事と、確かな酒質、さらに売る時まで責任を持った姿勢は、近い将来、滋賀の酒の幅を広げる大きな一翼を担い、今、様々な方向を模索している若い蔵元さん達にもある一定の刺激を与えるように思いますベテランの丁寧な作りがあってこそ、滋賀の酒というブランドの幅が広がるように思いました。」

私はなんてありがたい友人を持ったんやろうと、ちょっと涙出そうになりました。

お酒の会では確かに印象の薄いお酒だったかもしれません。そしてそまの天狗も、多分1年前のそまの天狗をもってきたら、評価はもっと高かったように思いました。一年熟成は、もうのりのりで主張も勢いよくしているお酒なのですが、績さんと藤井君が選んだ15BYは時を経てその主張もおだやかになりまるでボルドーのワインみたいにやさしいまろやかなそま天になっていました。だから印象は弱いんです。目立たないんです。近江藤兵衛もそういう意味では同じタイプのお酒かもしれません。でもひよこ魔女もNさんもその魅力をちゃんとわかってはりました

鈴ちゃんんのお酒も3年目。ええお酒は厳しい環境に耐えて長持ちするんですね。まさにほんまもんです。

あの時選んだお酒はどれも小川酒店で扱わせていただいている・・・そしてあひるちゃんと一生懸命選んだかわいいお酒です。蔵元さんやおやっさんの顔を浮かべながら、どれも美味しいんですね。

でもYさんのメールを読んで、そのそれぞれの個性を伝えるという大事な役目を酒屋はしていかなあかんのやなあと改めて思いました。Yさんにお会いできて本当によかったです。ありがとうございました。

感無量のおーちゃんでした。

えごの木も6年目にしてようやっと花が咲きました。