酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

まずは吉田酒造

朝市のお酒を探しに湖北の蔵めぐりをしました。
これから暮れにかけて姉御も超多忙になるので、一挙に3ヶ月分
でも妥協は許せない真剣勝負どす。
今回は神奈川県のとあるお客様が滋賀の地酒にどぼ~んとはまられて
一緒に蔵めぐりをすることになりました。
プラス 酒好き不思議メンバーと自転車で思いっきり近しゅうなったひよこさんも。

まずは吉田酒造さん

神奈川のお客さんもこられるということで、吉田専務はかなり緊張されながらも蔵の見学に始まって、とても丁寧に応対してくださいました。

そして試飲・・。
ヨキトギも秋も深まりどないなっているやろうと思いましたが大丈夫。
やっぱりおいしい!ある分はすべてゲットさせていただきました。
雪花は今でも十分美味しいけど まさに雪花の季節 2月くらいになると
ますます美味しくなるのではないやろうか・・という皆さんの感想でした。
竹生嶋の火入れ純米が燗をすると優しく膨らんで鍋に合いそう!
でも個人的にはラベルが・・・・ちょっと・・・・
花嵐つよし。生もおとなしいけど清楚な着物美人みたいに美しい美味しさ。
花嵐火入れ2年熟成の円熟は、燗をすると優しくまあるくなって◎。
これが本日のいちおしやったので、12月の笊漉し搾りたてと一緒に売らせて頂く事に決定!

吉田酒造は18年度は、ほとんどの酒米を顔の見える地元の農家から買う・・資産地消の方向をますます固めていかれるようです。しかもしばらくは価格を上げることなく、ガンバラはるようです。これは是非とも応援せねばでも言うてはったのは、蔵元と農家が契約を結ぶと、情も絡む分甘えが出てきがちなのでバランスの良い緊張感も必要やと。なるほどなるほど・・・・うちのように直接選んで買い付けに行く酒屋と蔵元の関係もまさにそうやな。というかきっと何でも関係っちゅうのは程よい緊張感が大切なんやろうと思います。