酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

上原酒造 初のみきり

上原酒造さんへ初のみきりに行ってまいりました。

9月の朝市敬老の日の巻のお酒を決める事も、本日の大事な仕事です。

スムーズにお酒は選ばれました。

以前 特別本醸造 山廃 むろか生 60%精米・・・と称して売らせていただいたお酒が火入れされ、そして数ヶ月たち、まろやかに熟成 それが203号タンク4番なり・・・1番の70%精米の上撰山廃と並んで圧倒的な人気を博していました。敬意を表して 績から績さんに名前変更するか?もしくは203号と称するかそれはまだ未定ですが・・・・・

52日もろみもごっつう美味しいのですが、これはちょっとお客さんを選ぶかも。ということで通から初心者までの万人に受けそうな寿扇の中汲みに決定。ここは山廃ももちろんですが、何で速醸もこないにおいしいんやろ。

もう1本は渡船。おやっさんんもおいでになり「渡船がこんなお酒になろうとは本当に思っていませんでしたわ」・・・ほとんどの山廃の新酒はどれも若い!!やのに、この渡船だけはもうのりのりです。
もっと秋口まで寝かせたらという意見もあれば、今こんなに美味しいのやし今美味しい!っと飲んでもらえたらそれでええのと違いますかという意見も。でもどちらにせよ在庫少なし。後100本!ということで火入れに掛けてみる事になりました。今はまだ硬いけどなんちゅうても渡船。あと2ヶ月で火入れがどれだけええ熟成をしてくれるか?それは9月に入ってからもう一度伺って決めましょうという事になりました。

あと感動したのが木桶純米大吟醸 むろか生と 亀亀覇山廃純米大吟醸 14BY。この2本はお値段も良いので朝市には選ばれませんでしたが、でもこの蔵の力を十分現している素晴しいお酒やと思いました。


おやっさんの燗用オリジナルブレンドも、とても面白かったです。旨み=甘みの好きな私は1番がいっちゃん好きでした。このブレンド酒も商品化したら・・・面白い事になりそうです

料理人さんも今回は仰山お見えになっていました。後お馴染みの面々さんも・・・印象的やったのが江戸の姉御とご近所の姉御に囲まれて、績専務が今日の呑みきり一覧表を見ながら話をしている姿。さながら通信簿もらい・・・の懇談中の風景でした績さんも両姉御には1目も2目も3目おいてはります。