酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

アトリエ北国 反省会の巻

草木染作品展の反省会兼打ち上げが日曜日、アトリエでありました。

草木染のメンバーはほとんどが女性で、お酒好きな人は少ないので、迷った結果雪花2006年と金亀しろを手土産にもっていきました。雪花はおいしい!!と感動してくれはる方もいらっしゃいまして、すぐに空っぽになりました。金亀しろは少しずつ飲まれる先生に、時間をかけて飲んでいただく用にお持ちしました。ぼちぼち企んでいます近江の地酒布教活動もええ感じや

先生宅に行くとやっぱり器や置いてあるものに心が奪われます。

ここに水無月が盛られました。ばっちり!写真を撮り損ねて後悔

油滴天目では人間国宝級と言われる鎌田先生の大鉢。今日はこれに炊き込みご飯が盛られましたが、そうめんを入れると水の光で油滴天目の色がいっそう映えるそうです。

今回は特に木のもんに惚れました。
朽木の山々に仰山生えている木をこんな風に生かせたら素敵やなあ。
なんちゅう素敵な砂糖入れ!



コーヒー豆入れとスプーン。味のあるスプーンは使うほどにこの色になってきたんやて。このなんともいえない愛らしい形にうっとり。
これもええな。ゆっくり心地よい音を立てながら豆が挽かれていきます。さらにサイフォンでコーヒーが入れられるのです。老舗の喫茶店みたいや。

ここの教室はオープンキッチンなので、皆でわいわい言いながらこうやってコーヒー豆を挽いたり、食器も洗たり拭いたりしながら、その器を触って愛でる事ができるのです。ほとんど器旅行をご一緒させてもろてる私は、先生宅の器ひとつひとつにも旅の思い出が込められていて話は尽きませぬ。

経営にも長けた北国先生は、草木染についての話の後 酒屋の話に。「布施さん、滋賀のお酒はほんまにおいしい!これからは日本酒の時代やで。日本酒に限らず全体的にお酒離れしてきている今の時代に、いかに若者に日本酒の楽しみ方おいしさをアピールしていくのかが鍵ですよ。」こんな話まで親身にしてくださってありがたいことです。草木染も小川酒店も がんばります。