酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

クレオパトラのわすれもの

ほんまにおもろいなあと思うこと。

小川酒店にいろいろな方がいろいろなお酒をお買い求めになりますが、必ずといっていいほど面白い反応なのが不老泉 クレオパトラのわすれもの

大概、むっちゃ嬉しそうな・・・・・こっちまで嬉しくなるお顔で「あった!」とさけばはります。またはこのお酒を指ささはります。

特に今日の女性は、「どこ探してもなかったんです。よかったよかった・・・・」ととりわけその感動が大きそう。唐崎のときわや酒店さんにここなら・・・と教えてもらわはったそうです。・・・いつもありがとうございます。ときわやさん!

下戸のおやっさんがご自分のためにと醸された低アルコール酒。されど山田の純米大吟醸なり。ある意味日本酒らしくない特別個性的な酸が持ち味ですが、妙に人の心をいったんつかむと離さないようです。

私が知るところでお酒の飲めない人用というよりは、かなりの通の方もファンが多いようです。値札にも3回飲んでみてその良さがわかりますと変なことを書いています。実際私も最初は、なにこれ!っと引いてしもうたお酒。でも今はひそかなファンです。

それにしても、あないに喜んでくれはると・・・なんか買うてもろてるのに、申し訳ないような・・・・・幸せのおすそ分けをもろたような気分ですわ。

ただし正直申し上げますと、ほかの不老泉のように猪口に入れて時間を置くほどに化けたり、お燗上がりするお酒ではなく、ちょっと冷えたこのクレオパトラは、すぐに飲んでほしいお酒です。美人薄命・・・花の命は短し。短命の別嬪さんやと私は思っています。・・・違うかな。