酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

今朝しぼり

伊賀のKANさんより、三重錦の今朝しぼりが届きました。うれしいなあ・・・で、あっという間になくなりました。生まれたてのぴっちぴち!ご馳走様~

KANさんは平成19年の「三重錦~今朝しぼり」(1年冷蔵保存)と平成20年の「三重錦~今朝しぼり」を飲み比べしはりましたんや。今年の今朝しぼりもぴちぴちの酸味が素敵でおいしいけど、1年前の今朝しぼりは酸味が落ち着いて、旨みがのって深い甘みが出ていて・・・・こっちのほうがお好みらしいです。

うちでも毎年、北島さんの直そして萩乃露さんの今朝しぼりをおかせてもろてますが
昨年直をKANさんと同じく飲み比べをしたら、熟成しているほうは濃~くて深くて、私もこっちのほうが好みでした。実は萩乃露さんの昨年の今朝しぼりが冷蔵庫にあります・・・
日が指定しているだけに売れ残った感がありちょっと寂しげ。でもKANさんのおかげで、比べながら楽しく売れそうです。ありがとうございました

確認のため北島さんにもきいてみたところ、蔵に行って汲みたてを飲んでいるような臨場感を味わってもらうために日を指定するので、もろみの管理がその日にあわさなければなりません・・・・それが大変ですが、基本的にはお酒のつくりは、決して早飲みように作っているわけではないので、寝かしておいしくなることももちろんあります。ただ搾ってすぐにおいしく感じてもらうために、どのお蔵もやや甘めに仕上げてはるようです。その甘みが熟成にどのような影響を及ぼすかが決めてかな?

KANさんより抜粋・・・火入れしてない、しぼりたてのお酒だから差がつきやすかった感はありますが、家庭の冷蔵庫を1年占領させた甲斐はあったと思います。温度、熟成、飲み方、器、一緒に合わせる食事・・・お酒って果てしなく姿を変えるから追求してもしてもしきれないですねぇー。ほんと摩訶不思議。奥が深いですわ。

ほんまにそうですね。摩訶不思議なお酒とKANさんのようなちょっと変わった(私ももちろん変人どす)愛飲家の方々により、日々わくわくどきどきの発見をさせてもろてます。