酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

いろいろな お酒の話

このところ、造りも終わったので 蔵元さんが毎日のようにご来店になります。
ので根掘り葉掘りきくと、いろんなことを教えていただきます。
私はなんちゅうても 酒屋であって造り酒屋ではないので 造っている人の話は貴重です。

火入れについて・・搾られてすぐに火入れしはる場合と長い時には3ヶ月もしてから火入れしはる場合があります。蔵によっての違いもありますが、同じお蔵であっても そのお酒の質によって火入れのタイミングが違いそれを見極める事とがむっちゃ重要なんやそうです。

私は今までの経験から生酒はやっぱり半年からできれば1年、火入れもんは2年の時間をへてほんまの飲み頃を迎えるような気がしていまして、それをお話すると、すぐに火入れする場合 2年ぐらいして飲み頃を迎えることが多いようですが、長期間おいてから火入れしはる場合は、飲み頃が早くなり 半年くらいで飲み頃を迎えるというひとつの意見も・・・・

それから知らなんだんですが、北島さんのお酒のうち 北島ブランドは単一タンクやけど 御代栄のしぼった一番酒や近江米のしずくなんぞは すべてブレンド酒。しかも若き北島輝人専務 火入れもブレンドもご本人のお仕事なんやて。それも タンク違いやBY違いをブレンドしはるそうで、それぞれのよさが活かせるようにブレンドするというのは サントリーウイスキーの輿水さんやないですが 相当の感性と技術を要するのやろなあ・・・・とはいえ 滋賀のお蔵は 蔵元杜氏がますます増えてはるので なにからなにまで蔵元ご本人がしはるんや・・・そやけど、皆切磋琢磨してほんまにええお酒をつくってはります。

笑四季のあっくんもきはりました。そして プリンスホテルで人気を博した 極甘口 特醸酒 玉栄のモンスーンがとうとう入荷の運びとなりました。笑四季30号酵母あっくんが学生時代にはまった貴腐ワイン ソーテルヌやカナダのレイトハーベスト・・このときに受けた衝撃を日本酒の世界で再現したいというその思いで産まれたのがこのお酒・・・・少し前にサンプルで頂いたときより 複雑味厚味が出てきて、よっしゃ置こうと思ったお酒・・・ただし万人受けではなく かなり間口はせまそう・・・・けどええ。なんともろみ日数35!限定6本の山田錦50%のにごり(洒落た名前カルテ ブランシュ・・しろい薔薇)はなんともろみ日数46日!おそろしく良く出来たまっこりやて。


これからますます楽しみや・・・・