酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

サンプルとパン

このところサンプルが仰山届きます。

・・・・・・難しい。

今年のお米は猛暑ゆえ 硬くまた割れやすい・・・・でもよく切れてゆくので 比較的端麗辛口傾向が多かったようで・・・・・でも それが秋口になると うまあいお酒になるのか?このまま平行線をたどるのか?また あえて米が硬いので溶かすやり方に変えたことで、新酒から味が乗っているお酒もありまして、でもそれが時を経たときにだれてしまうのか?強く持ちこたえ より旨いお酒になるのか?その辺が 微妙・・・ F君いわく この決め手が酸でして、その酸にもいろいろありまして リンゴ酸 酒石酸などではなく 乳酸 石酸 コハク酸ちゅう酸が より深い味わいに変化させてくれる鍵をにぎっているそうですわ。

また飲み頃についても考えます・・・・これ 今ほんまに飲み頃なんやろか?

でも とにかく皆さん一生懸命やし 酒屋もがんばらんと・・・・・無力がゆえに 今与えられている仕事に必死で向き合わねばと力むわりに空回りして・・・そして あまりのニュースの悲惨さにちょっこし めげるこの頃。

そんな折息子が帰省そして昨晩フェリーに乗るべく見送ったのに 時間間違えてたみたいで昨夜は野宿もどき・・・・おかんが焼いたパンが助かったそうですわ。とほほほ・・・おかんに似て あほやなあとメールしたら あほは治らんわ・・・やて。お互い鈍は治らへん、ええとこ伸ばそな・・・・とほほほ・・・これが 大活躍したらしいパン。パン生地の中に 米粉を大匙山盛り3倍(その分 強力粉をへらして・・・)いれて焼きます。これは ぶれなくなってきました。これはまれな お燗・・いやおかんの ええとこですさかいに大事にしなあかんな。