酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

安井酒造へ

江戸の姉さんたってのご希望により 安井酒造へ。

ここむちゃ遠いのです。ほぼ 伊賀に近い!

で、早々に 大失敗をしてしまいましたんや。久しぶりに会う姉さんと 
夢中になってお酒談義をしていたら 草津を乗りすごしてしまい 大慌て!
そのあわあわしているときに カラスがしゃべるよりました。たべ~たべ~!これも 不思議に可笑しゅうて。

なんとか お蔵にただりつきました。鈍くさ。しっかりせな。

さてさて 2回目の安井さん。ちょうど 京都から蔵見学にきてはったので ご一緒させてもらうことに。
メダカ 健在!



そしてこれが 井戸。毎年造りに入る前に この中にある石を美味しいお酒への祈願をこめながら 洗わはります。一種の儀式ですと。
ここから見える煙突。今も和釜を使って 日本酒造りにとってはものすご大事な大事な蒸しをしはります。今こそ和釜が見直されてきています。佐瀬式の搾り。ちょうど2日前 同じ佐瀬式の平井さんから電話があったそうです。この佐瀬式はご機嫌が斜めになると大変やそうです。昨年はずいぶん苦労しはって なだめてなだめてなんとか搾りきらはりましたが、今年はパッキンも新調し 絶好調やて。よかったよかった。もろみの入った酒袋を摘んでいきますが たっぷり入ったもろみが槽の高さをこえたら これを上にのせはりましてかさ上げ 。さらに積み重ねます。  次第に搾れていって高さが低くなってきますと これが外される仕組みです。

今年も中ぐみ 予約しときました!

これが室。今も壁にはもみ殻が入っています。

さて利き酒。今年はさらに種類が増え 純米吟醸に挑戦!玉と日本晴。さすがに 淡麗な味わい。とくに玉55%の中ぐみは 時間をたっておいかけてみたいかも。日本晴55%はマスカットみたい。

楽しみなのが 玉栄60%のこれから。暮れにこの生原酒のお燗をして感動したんやけど 一年もんはすっかり無くなってしまいました。この生れたてがこれから きっとおいしくなって行くんやろな。今日も 大きな猪口に注がれたお酒は 少し時間を経ただけで 味が変貌をとげたし ストーブでのほっこりのお燗をすると やっぱり美味しなってPB商品 昨年に続き コシヒカリのお酒 鮎河と 今年は岡山上山のフクノハナ。私はこの上野に惚れてしまいました。後で利いたら なんと無農薬やそうです。これ 欲しい~~~!けど 残念全く無理やそうです。お忙しい中 ありがとうございました。奥様にも大変お世話になりました。焼いていただいた酒粕 ホクホクで美味しかった!草津線の線路。おもしろいことに いまごろ獅子舞。伊勢神宮からきはるんやて。