酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

リヴ ゴーシュ

前にも行った芦屋のワイン専門店リヴゴーシュへ・・・ワイン好きの友人と勉強件忘年会。やはりここはノンフィルター・有機・無農薬で、しかもおいしいワインがとても多い。この店のオーナー細谷さんはずっと読売文化センターでワインの講師もされているので、そこの生徒さんもちらほら。なんと5年も勉強してはるギンガムチェックの青年ともご縁でいろいろ教えてもらう。細谷さん曰く、ワインにはアタック(飲んだときの印象)とミデイアム(飲用中の印象)とそしてフィニッシュ(後の余韻)があって、一番大事なのがこのフィニッシュ。アタックばかりを際立たせているワインにろくなものはない。化学調味料を入れてごまかしているようなものだ。フィニッシュの素晴しいワインこそがほんもん。2回目だけあって、なかなか突っ込んだええ話を聞かせてもらえる。そしてやっぱり感心するのは店においているワインにものすごい誇りと情熱と愛情を持ってはること。これはお見事。それとまるでスペインのバルのようにテイクアウトできるおつまみチーズがまさにワインにぴったり!オリーブ・にんじんのサラダ(なますのイタリア版)・カマンベールチーズと軽いウォッシュチーズとアオカビチーズ(どのチーズもレベル高い)ジャガイモのサラダ・ドライトマト(旨み凝縮・・ワインビネガーとオリーブオイルに1晩つけておくのがみそだそう)。どれもええ素材を使ってはる。シェフの若い兄ちゃんは質問にもよろこんで答えてくれはる。・・・よくご夫婦や兄弟でされているお店では日本酒担当とワイン担当がやはる。でも私はどちらも担当・・なので少々自信がなかった。でもこのごろ思う。何か共通しているぞ。決め手はフィニッシュとバランスや!ほんでほんまに美味しいのは時間がたつとまろやかになってますますおいしくなる。何かお酒もワインも底ではつながってるな。いやいや嬉しくなってきた。芦屋まで遠いけど、行って良かった。