酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

湖北の蔵めぐり ぱあと3

そして最後は上原酒造さん。

にんまりと笑いながら、ストーブにて燗付け大会!

今日の収穫は燗の面白さ。

1古酒の癖が燗をする事で消える。そしてええ所だけがええ感じで表現される

2まだ若いお酒が、燗をすることでかなりこなれたまろやかな感じになる。

3木桶仕込みに燗をつけると、しみじみとしたうそもんではないほんまもんの木香が蘇る。優しくそしてたおやかに・・・・。木桶のとてもとても謙虚なんやけど、そこはかとない魅力を発揮するのは燗の力。

あひるちゃんは、利く猪口チョコを持つな、りもう燗したいと手までもが語りだす。燗酒を知らなかった私は可愛そう・・・となにやらつぶやいては思いっきりの笑顔。変なやつや・・でも納得や。
績専務も姉御もあひるちゃんも笑いっぱなし。

そま天の燗もよよよよよ・・・・・偉大。

あとの実験で楽しかったのはまだまだ全然若い中汲みに、海洋深層水で作った太古のいざないをほんの一滴入れると、美味しくなるこの不思議。魔法のいざないや。

でもでもこのあとほんまもんの弐年寝かせた中汲みを持ってきてくれはる。やっぱりほんまもんの中汲みの美味しさはさすが。時を経たこの奥深い味わいはやっぱり一味も二味も違います。

皆々美味しいけど、山廃純米大吟醸(一度反抗期を迎えた・・でも蘇った)と生原酒は今の私の中では上原さんのナンバー1や。

皆でわいのわいのいいながら、燗酒をつける楽しさ・・・・燗酒万歳!!


今年の上原さんはなんと初しぼりまで木桶!
しかも値段は去年と一緒・・・