酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

Rustic pans

染織の先生たち・・十人十色が企画してはるコンサートが高槻で。Rustic pans(ラスティック・パンズ)。スティールパン・オーケストラのセッションから生まれた、本場トリニダードスタイルのドラム缶楽団。

スティールパンでは日本で屈指の山村誠一さんは 谷川俊太郎さんの息子さん 谷川賢作さんとも一緒にご活躍で そのコンサートで 初めてスティールパンという楽器に出会いました。

その美しい響きと 山村さんの鶴瓶ちゃんみたいな・・・また笠置静子さんみたいな・・・・大阪のおばちゃんの芸風にちょっとほの字になりまして、今回も思い切って行ってきました。

この楽器スティールパンは、カリブ海に面した トリニダード ドバコというところで誕生。19世紀半ばにドラムの使用を禁じられた黒人たちがごく身近にあるドラム缶をたたいていたところ たたく場所によって微妙な音感がある事を発見・・・そしてうまれたのがこの楽器。そして楽器そのものの発展とともに演奏技術や音楽性を高める努力がなされて、今20世紀最後にして最大のアコーステイック楽器とよばれているそうや。奴隷の悲しい歴史と音楽の力でそれを乗り越えてきた 黒人の人々のエネルギーがそこには隠されているんやな。

ドラム缶13台!そして不思議な打楽器。圧巻!

山村さんのつくらはった音楽は私の好きなNHK趣味の園芸やらのオープニングやエンデイングにも使われているそうで、そういうと 聞きなれたメロデイー・・・山村さんのやったんや。

G線上のアリアハンガリー舞曲もあれば、後半は本場サルサのカーニバル!カルメン・・・真っ赤な太陽・どうにもとまらない・・・と飛び跳ねる音楽。老若男女 おもいっきり楽しませてもらいました。

音楽ってええなあ。特に黒人音楽は そのリズムと迫力となんか吹っ飛んでしまいそうになるところがよろしなあ。一足早い真夏の夜の夢のようでした。