酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神開さんへ

朝市のお酒を決めに水口の神開 藤本酒造さんへ

藤本専務さんと海老蔵さんがお揃えのTシャツでお出迎え。
まずは 2階の倉庫。いろ~~~~~~なもんが。

大昔の機械。なんか言わはったんですが忘れてしもうた。
蔵の中にある梁や酒造道具は 木とともに暮らした古き良き日本人の叡知の結晶。こうやってお蔵に足を運ばせてもろて、こんな魅力をぜひとも伝えていける酒屋でありたいと改めて思いました。


近江銘酒蔵元の会で作った信楽焼きのツボ。


このお蔵は湖南産業という企業の中のひとつ。で その湖南産業がステンシルみたいに・・・・・・


ここも 200石くらいの小さな造り。というのは、今、色々整理をしてはりまして お米や酵母や造りについて改めて再構築していこうとしてはる最中。なのでこれから お客さんの声をききながら造りたいお酒を模索し、増石していかはるそうな。少し前は5百万石にこだわってはりましたが、今は滋賀の誇る酒造好適米 吟吹雪を。そして玉栄にも興味深々やとか。

 
麹室。箱麹を無茶丁寧に見せていただきました。1階にも麹室があるのですが 湿度と周りを囲っている木が断然2階のほうがええそうで 今はほとんど2階の室を使用。今は51歳の若き南部杜氏さんと共に。無口でおとなしいおやっさんですが さすが東北!雪が降るとテンションが上がって 滑舌にならはるそうな。


釜。あんまり隅々まで見せてくれはるので恐縮!!案内していただきながら 専務が演歌好きなこと(ただし歌はお下手らしいどす)や海老蔵さんがハードロックをお好きなことまで あれやこれや ええコンビや。


失念しましたが おもろい方言の名前がついちょりました。使い込んで 端は変形してきていますが長年使い慣れた道具はやっぱりええそうです。

かなり広い2階、そこには秘密の扉がありましてそこを開けますとタンクがそれにしても1階で別世界のように温度が違いました。利き酒に続く