酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神開 お酒の巻

そしてそして 利き酒たいむとなりました。

このところの流れ…最初は4種類ほどが並べられまして そののち じわりじわりと、時には隠された秘密の扉からおもろいお酒がでてくるのでありました。


ますがこのラインナップ。一番左の神開  吟吹雪 特別純米 14.5は 皆もこれだけアルコール度数が低いのに 酸も旨味もあってしかも時間をおいてもますますおいしくなるこのお酒にただし朝市ではよくある話で インパクトが弱いので埋没する恐れもあるかもと思いつつ これは海老蔵さんの汗と涙の作品でもありましてやっぱり朝市にだそう!!と。

右端の みかん酒も面白く、果汁の比率が普通の2倍も入っていて、また隠し味のポンカンとゆずがきいていてまさに猛暑の朝市にピッタリ!ちゅうことで決定。

直汲みもどちらもええ!左の 直汲み 純米吟醸は上品な甘さ~~~。が 直汲み 特別純米の味わいが素晴らしい!これは皆も同意見。

その右の古酒 こえんじゅ。これは藤本酒造さんは2回だけ山廃をしてはりましてその時 正直香はええのに味がすっかすかやったんやそうです。それが10年の時を経て 素晴らしい味わいに。これ ナッツやん。かむなびさんに送りとうなります。


とじわりじわりと出てきたのがこの子たち。
 
左から二つ目のノーラベルは こえんじゅよりさらにお兄ちゃんの12BYなり。これは山廃ではないので ナッツ感はすくないのですが 味のまとまりがとても素敵。 かむなびさんに揃えで送りとうなりますやん。

ただしこの2種の古酒は 季節を考えると7月の朝市には不向き也。なので小川酒店にて販売します。

一番左の大吟醸おり酒はむっちゃれあもん。おもしろ~~~~い
酸っぱさが感じられて でもこの酸っぱさ妙に後を引きます。が…高価やしお客さんの間口が狭そうなので残念。

そしてそして 一粒一善がこれまた素晴らしい特別純米、前のおやっさんの時の6号酵母と今のおやっさんの9号酵母ブレンドもんの加水もん。海老蔵さん曰く 試飲会場でこのお酒に興味を示したお客さんには本腰据えて話をしたくなるそうです。決して派手さはないのですが、即答!さんまの開きにあう!と。太陽の光で旨味が引き出された、噛むほどに味わいの出てくるようなお料理に合うそうです。これも インパクトは少ないんやけど 美味しい~~~~~

そして最後に現れたのが 秋向きに出そうとしていた 特別純米の生貯(一回火入)のおりがらみ。若さがか感じられはしますが これも妙に忘れがたく。兄弟で売らせていただくことになりました。

そんなこんなで 予想以上に素晴らしいお酒の数々。朝市…しかも7月の朝市にふさわしいかとなると また選択が変わってくるのですなあ。今回の訪問は 朝市用でなく当店で売らせてほしいお酒を見つけられてこれまた収穫のあるお蔵訪問でした。

ちゅうわけで 赤色のお酒が7月の朝市に並びます。男前の専務 海老蔵さんコンビもおいでになります。ぜひぜひ お楽しみに。

暑~~~~~い中 お付き合いいただいた 藤本さん海老蔵さん あひるちゃん きたいちゃん 特別ゲストはんなさん 皆様ありがとうございました。