酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

中村杜氏

朝市のお酒を選びに 竹内酒造さんへ。

今回は ここのお蔵の顔ともいえる 松本さんと なんと 中村杜氏もおこしいただけるということで お酒選びもご一緒。

私は 嬉しくて根掘り葉掘り質問責め。

あの有名な能登四天王 農口尚彦杜氏の最後の弟子である 中村杜氏

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社員ではなく あくまで造りの季節だけ秋田(懐かしい踊りを練習した由利)から来はるのです。なので より一層真剣勝負やし プレッシャーも凄いと思います。

酒蔵とは全く関係がないのに お酒好きが高じて また農口さんの造ったお酒を飲んで感動して 農口さんの門を叩かはりました。なんと上原酒造の横坂杜氏とも2年一緒やったのやそうです。今も農口さんのことを むちゃ尊敬してはります。また中村杜氏がやはった時には農口さんは 年も重ねて 丸くなり そんなに厳しい師匠ではなかったそうです。

お話していて 思ったのは ほんまに真剣にまじめにお酒を造ってはる。当たり前かもしれへんけど そう思いました。

今回利かせていただいたお酒も 様々なお米や酵母を使ってはりますが それぞれの特徴にあわせて麹の作り方を変え そのお米の個性を引き出すことを大事にしてはります。

竹内酒造に来はって間もないころ 中村杜氏の造りたいお米で作らせてもらえるということで 五百万石を使って唯々を造らはったことを妙によう覚えていたので 今は?と尋ねると ここではええ五百万石が 手に入りにくいので止めましたとのこと。確かに 玉栄もどのお米も ええお米が入るということは ほんまに大事なのやな。

 

続く→