酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

旬眞庵の宴

旬眞庵さんにて 安藤さん主催のお酒の会がありました・。

安藤さんは 暮れから何度も小川酒店に足を運んでくださり お料理との相性や 時間の流れの中でのお酒の選択を一生懸命考えてくれてはって その想いに尊敬の念と感謝の気持ち。

メニューにも 安藤さんのお酒に対する想いが 熱く述べられていて 心がじ~~んとなります。

そのおかげで どのお酒もとても気に入って頂き 安藤さんと拍手!!!


特に最後まで迷った 鮃のへぎ造りに合わせるお酒は 神開のひしゃく酒。よう合いました!この鮃がものすごく良い鮃で 自然の甘味がすばらしい。そして ひしゃく酒の酸が高いので 醤油と一緒に食べた方がより合うように思いました。しかもこのひしゃく酒 集まって頂いたお客さんからも そして旬眞庵の中野先生からも注文をいただくほどの人気ぶり。

最高の鮃にひしゃく酒 これぞブラヴォーですがな。


ここの料理教室で長いこと習てはるHさん曰く ここの素材はほんまに素晴らしく 海老花丸刺しなんぞの海老は来たとき飛びは跳ねているそうな。なので胡瓜も塩水につけるだけ そして海老もさっと何も入れずに湯通しするだけ!やて。

椀のうづら丸も滋味あふれる美味しさ。

また海老芋が今年のはとりわけ ええのんが入って来たので そうではない場合油で揚げてこくを出したりするのに、そのままでも美味しいとの事。素材の持ち味を生かしてはるのや。これには 喜楽長の3年もん本醸造の熱燗が

最後のお酒は 竹生嶋 ブレンデッド。
深いのに フレッシュ!という 不思議な魅力を持ったお酒で これも〆に慶ばれました。人肌のぬる燗にしたら よりおいしく成りました。このあと安藤さん色々なお酒をお燗してもってきはったのですが、これの熱燗になりますと 熟成古酒の味わいが前面に出てきてしまって やっぱりこれはぬる燗やなあと。なるほどなるほど。

いろいろな楽しい会話にも花が咲き乱れ 美味しい楽しい昼下がり。

乾杯のさわやかな かぼすっきり!島根の誉池月はあらばしり。岡山の御前酒のひき抜き純米は 厚めの酸が心地よく お燗も美味しかったです!

安藤さん 旬眞庵さん ほんとうにありがとうございました。こちらもほんまにええ勉強をさせてもらいました。