酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

春の藝術

春と秋には 芸術のイベントが盛りだくさん。

もちろん全部はいけへんのですが タイミングで 試飲会の前とか一博訪問の前とかにちょこっと

試飲会の前には小川酒店のご常連さん 加藤敬さん出展の京都工芸美術作家協会展へ。加藤さんの作品はとても良かったです。

がほかの作品のなかには 手間がかかっていて緻密で技術はすごいのに 心に響かへん・・・・根っこが生えることのない作品もありました。

で その会場のちがう部屋でやってはった池大雅の書画は 世俗の栄誉を求めない生き様が作品から感じられてなのか?純粋にたおやかでええなあ~~~~と思いましたんや。

ようわからへんのですが ええなあと思たもんが きっと自分の中で一番なんやろなあ。けど それが自己中心的な感覚なのか?普遍的なものなのか?難し。そして これはお酒も一緒やと思います。感性ちゅうのは これまた曖昧なものなので 感じるものなので 確固たるものはないし。

また 一博訪問の前にいった 志村ふくみさんの染は圧巻!琵琶湖にちなんだ題名や展示も素敵でうれしかったです。・・そして その繋がりのコレクションコーナーもありまして それは撮影OKやったので 写真を。
時代の流れとしては ひとつは偉大なるスタンダード富本憲吉なんかは その最たるものやろか・・・ 型破り。とはいえ この型破りはちゃんと型ができた後に破ったほんまもんの型破り。この二つは 相反するもののように見えて 実は根っこは同じかもと いろいろ想いながら春の芸術を垣間見せてもらいました。浜田庄司のこの言葉につきるのやろか。

お酒も美術工芸やと思うこのごろ。そして 農業でもあるので ほんま深いなあ。