酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ながらの座座 消された音

朝市の昼からは ながらの座座でした。

テーマは消された音。

素晴らしい曲やのに、演奏される機会が非常に少ない隠された名曲を発掘して ムーブメントを起こしたい!

ということで 私も知識はほとんどないながらも ほんまに聴いたことのない作曲家や曲でした。

けど・・・・・・何にもわからへんけど とにかくええ!のです。

特に座座に想いの深い吉田誠さんのクラリネットの曲ヒンデミット のクラリネット五重奏曲は 震えるくらい感動しました。

最初は 部屋の中で聴いていたのやけど 後半はSさんと一緒に 部屋の外へ・・・

いつものように鳥のさえずりも 途中聞こえてきて 紅葉の美しい庭園も素敵 自然のホールともいえる古庭園はコンサートホールとは違った魅力があるのです。さらに ジジと言う犬もこの座座にとって重要な存在なのであります。いるだけでもう存在価値がある~そんな感じ。

Sさんはなんと 座座の大ファンで 今回も栃木から車で駆け付けはったというものすごいお方・・・私はいけなかったのですが 前日のリハーサルもそれはそれは素晴しかったそうです。

少し前のお琴とグンデルもおもしろかったし ここ座座は実験的挑戦的な明確なコンセプトを持った企画をプログラムをしてきはりました。

異質なものと組み合わせる時 そのものの技量がしっかりしていないと またコンセプトがぶれてしまうと ただの寄せ集め…濁った色のようになってしまうけど 妥協しないひとたちが ピンポイントで噛み砕いて理解して協力して作り上げると ものすごい面白いそして素晴しいものができあがる・・・それが座座の挑戦。

吉田誠さんの文を引用いたしますと「国や時代が変わってもパズルのようにつながっている そのパズルを解き明かすようなコンサートがあっても面白い。そういったことも この場所ならできす。時代を超えたこの場所で まるで時空の旅に出発するようなコンサートでありあたい」

このコンサートという文字は 日本酒に置き換えることができます。

5年目を迎え 益々レベルや企画力の高いものになってきている座座。

そのなかで 日本酒探検隊をさせていただくということに なんかものすごい重圧感とワクワク感を同時に感じた私でした。

ちょうど昨日 打合せがあり そのとき偶然 元料理人えみちゃんが御来店!座長橋本敏子さんは 偶然の再開に抱擁!タイ料理から始まったえみちゃんの料理人人生。その蔵元さんも タイとの御縁深く・・・・・なんか こういうふうになってたんや・・・と 思わせる不思議な偶然が重なりました。

ちょっと蔵元さんの名前はまだ内緒なのですが 深くじっくり考えて 納得のいくイベントになったらええなあ。