酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

アル添ということ

先日福井専務がおいでになり、お酒のサンプルを持ってきてくださいました。

感動したのが特別本醸造ひやおろし。甘口旨口。きめこまやかで 燗したらほわ~んと味わいが膨らみます。1800ml2520円。

そしてまた、今日は喜多さんより、本醸造辛口がとどきました。1800mlで1930円なり。

これまた美味い!二種類共になんちゅうバランスのよいお酒なんやろ。
いつぞや、喜多さんの蔵に行かはったおけいはんが、偉大なアル添の瞬間をみてアル添のイメージが変わったと。

安く多量のお酒を造るためのアル添とは全く違って、喜多さんの注目の杜氏さん 家さんのそれは神々しくもあったそうです。

むろか生、あるいは純米をとおっしゃるお客様の声はますます高まってきているように思いますが、私はこの2種類の偉大なお酒を頂いて、安くて美味しい本醸造に拍手喝さいをおくりたくなりました。

純米酒のむろか生には存在しない、アルコール添加・火入れ・割り水・ろ過ですが、これもまた日本酒という伝統文化にある素晴しい技術なのではないでしょうか?