酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 不老泉の巻

晴れ渡る青空のもと、朝市が行われました。

不老泉 自信の3種類・・・・どんな反応か、楽しみでもありどきどき。

で、お好みはそれぞれではありましたが 一番の人気が五拾弐日もろみ1年もんでした。決して安くはありませんのに一升瓶でお買い上げになる方が多かったのです。これは燗幅も広く、もちろん冷でも美味しく、この山廃ではないのに独特の不老泉らしさが垣間見え、お客さんの心をつかみました。私自信も一番今好きなお酒です。

木桶は、純米大吟醸なので4合瓶2100円とお高い・・・ので、特に○○の記念日ではないこの4月の20日、どやろなあ・・・・と思っていたのですが、おっとどっこい売り切れました!!燗は燗の天才 次郎さんの助言通り50度くらいの突き抜け燗(初耳)が非常によろしかったです。またありがたいことに姉御が秘蔵のお酒初年度の木桶と一年もんの木桶を持ってきてくれはりまして、こっそりお客さんにサービス。木桶の垂直のみやなんてなんちゅう贅沢!感謝の一言です!(タイミングで聞いてもらえなかったお客様すみません

特別純米は、新酒なのでさすがに燗は難しい・・・・といってたら、あるお客さんはごくぬる燗が旨い!また姉御が燗冷ましがびっくりやで~ただ熱燗は、あきませんでした。おそらく夏を越したあたり、熱燗映えしてくるお酒に変身していくのやと思います。ほぼ同じスペックの寿扇がそうでしたさかいに。

それにしてもさすがの不老泉!売れ行きも上々の上。

すっかり元気になられたパンチさんもお目見え。上原さんに藤井君ファミリー、そして、いつもの嬉しい嬉しいお客さん+不思議なお客さんも数名おいでになり、さすが不老泉! 空気もものすご濃い!そして分厚い不思議な時間となりました。

私は今日振り返って、ここのお蔵は山廃でも速醸でも時間を経るほどにうまみが増し奥が深くなるお酒であることを改めて実感しました。これはしっかりともろみ日数をかけて完全発酵をさせるというこの蔵の哲学ゆえ。なので新酒から味が乗っているという珍しい年ではありましたが、やっぱり夏を越してあるいは1年たってますます丸いまろやかなお酒になったその上原流の旬を、小川酒店では在庫の許す限り売らせていただこうと思いました。

実のありすぎる一日でした。姉御にあひるちゃん,そして皆々様ありがとうございました。
来月は1年ぶりの大治郎 一博コンビどすえ~