酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉へいざっ!

迫る20日の浜大津こだわり朝市はお待ちかねの不老泉

不老泉のお酒は、猛暑の初呑切りに始まり 地酒バー&不老泉&焼肉。そしてマンボウさんの不老泉の会に続いてかむなびさんでの打ち上げ・・・とかなり利かせてもろてましたので、行かなくても味わかってるし・・・・・・・・・・・でもぎりぎりになって、やっぱりきっちり利いて決めてきましょということで、姉御とお蔵に伺いました。

当の上原績専務さんは「ええですけど、まだわかいですよ~・・・・・・・」と。
でもまだかまだかと待っている声が多すぎっこのお蔵の根強い人気を物語っています。

ずらりと並べられたお酒・・・・・実は山廃の生酒を切らしていたころ 木桶の純米大吟醸(これは値段がお高いので唯一生で残っていましたんや)とそまの天狗ばっかりを売らせて頂ていたたのでした。そんな右の二つは味のりもばっちりちり。完璧においしい!

そしてこの二つ以外は、ようやっと出荷となった初々しい山廃。今回はそんな楽しみもお客さんにお伝えしたくて・・・・ここのお酒は素性がよいので、若干若さが残るものの 盃にいれて数分・・・・または栓をあけて2・3日・・・はたまた お燗をつけることによって・・・若さが丸くなったり・・・そんな変化(へんげ)も日本酒の楽しみかなあと思いましたんや。

なので選ばれたのが、

たかねの生原酒毎年よりもええ感じで味がのっていて即決まり! しかも朝市デビューです。このお酒は1年ほど品切れ状態となっていたよしのぼりの原型となったお酒。(品切れになったので 純米吟醸 中汲みがよしのぼりとなりましたんや)地味やけどほんまにええやつ・・・です。

山廃そまの天狗・・愛称山天 生 おりが絡んでいるので 中汲みよりも味がのってきています。初呑みきりから二ヶ月の間にええ子になりました。おりの分管理温度も低めに設定してあるそうです。

雄町 純米吟醸 生呑みきりのときにも木桶に続く2位と評価がかなり高かったお酒。ここのお酒は純米吟醸生にもかかわらず55度のお燗がむっちゃむっちゃ美味しいのです。

この3種を出すとなると後一種類。4種類がマックス。来る20日は敬老の日のまさに前日。
なのでそまの天狗は涙を飲んで諦めまして、呑みきりでも人気の1位に輝いた木桶山廃純米大吟醸が最後の4本目に決定いたしました。

名前もふさわしく不老泉。結局このお蔵を語るときには外せない山廃の生ばっかりに決定したのでありました。どれもこれもお燗も間違いなく楽しんでいただけることと思います。

年輪を経た懐の深い人を囲みながら、秋の夜長にごゆるりとほんまもんの美味しいお酒を楽しんでいただきとうございます。