酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ボーセジュール ワイン編

そして今回の感動もんはワインでした。ソムリエ 黒川さんが対応してくださいました。

私が根掘り葉掘り聞くもので、満席のお店やのにずっとついていてくれはりまして、申し訳ないやら・・・でもこんな機会はこのあと何年か?巡って来ないかも・・・なので いろいろ質問攻め

今年はプリンスホテルの20周年ということで20年もんのワインが多数取り揃えてありました。そして20年もんということはその長期熟成に耐えられるパワーのあるワイン・・・そして日本酒より価格もそして経てきた年月も壮大!!!!なので到着してからワインを落ち着かせるために2ヶ月という時間が必要なんだそうです。実際黒川さん、到着してすぐ・・そして1週間そして一ヶ月 二ヶ月と飲み比べをしはったそうなのですが、間違いなく味わいが違ったそうです。語る∞さんは東京に日本酒を送らせて頂くとき、お酒を落ち着かせるために、必ず前日に着くようにしはります。そんなこともふと思い出しつつ・・・

そして話の流れで、なんと20年ものの世界3大貴腐ワインのひとつソーテルヌをグラスで頂く事になりましたんや。しかも2005年の若いソーテルヌと比較試飲!!なんちゅう贅沢。一本の木にグラス一杯しか取れない贅沢の極み。このワインはボトリティス・ シネレア菌という名前の菌が付着し繁殖することによって干し葡萄状態になり、独特のアロマが生まれるのです。

写真を見てもわかるように20年もんだけではなく2006年のものでさえ とろ~りとした垂れ跡がついています。そして20年もんは黄金色の色がお見事。

ブランデーを思わせるような上品で奥の深い味わいで、えもいわれぬ余韻や蜜の味わいがすばらしいです。これは一生忘れへんやろなあ。

黒川ソムリエさんの会話はなんとも心地よく、またわかり易く、またほんまにワインを愛してはるんやなあと思いました。こうやってお客の立場になると、また面白い発見もあったり気づきがあったり。
思いもかけぬ素晴らしいワインを頂きました。
でも思いました。ワインも素晴らしいけど、$が・・・・・・そう思いますと日本酒はなんちゅうコスパに優れているんやろう・・・とも思いました。

次は偉大なる何かの記念日にぜひとも伺いたいなあ・・・・・