昨日朝市のお酒を決めに 滋賀の注目蔵 喜多酒造にうかがう前に
日登美ワイナリーへ行ってきました。(ほんちかくなんです)
岸本社長と営業の宮本さんと 所謂 杜氏の岩谷さんがあたたかく迎えてくれはりました。
ここの人たちのお人柄と ワインつくりに向かう嬉々とした様子に感動しました。
しかも岩谷さん、もともとアパレルメーカーのデザイナー。
その岩谷さんがいまや ワインとパン(これも美味しい!)をつくってはるのです。
きっと 結局は着るものでも食べるものでもセンスなんやろなあと思いました。
蔵に入らせていただくと お酒みたいにワインもぴちぴちと醗酵していました。日本酒の世界とは違い ワインはぶどうが7割 そして技術が3割。
そんな3割を 杜氏さん岩谷さんと 美富久の峠さんみたいな 上野さんらが
一所懸命 工夫されながら醸されていました。ここは工場ではなくあくまで工房なのやそうですが、なるほど上野さんがワインを語るその表情はわが子を語るよう樽。同じ杉でも屋久島と東北とは性質が違い、内側を焼いているのもありまして研究中。山廃のような酵母無添加もありましたし、一切手を加えないすっぴん・・むろか生がノンフィルター。半切りやたけのこという道具の名前も日本酒と一緒や!
正直小川酒店ではこのところずっとおいていなかった ここのワイン。
岩谷さんもおっしゃるに、この10年は苦悩の時期やったそうです。
でもその苦悩を乗り越えて それもまた糧となり今 凛とした方向が見えてきたそうです。
ただチャレンジャーなので今回試飲させてもらったワインがもう今年は作らないとか
定番商品はほとんどない!という驚くべきここのワインのラインナップですが根元はずれていません。
いろいろ持ってきてくださったのですが(またこれを持って来てくれはるその様子がいかにも嬉しい顔なのですわ・・それを見ているだけで 幸せかも)特に気になったのが 田舎式発泡ワイン。これ今までにない味。日本酒好きにええかも・・・・初めてじっくり見せていただいた ワイン蔵。ワインもほんまに不思議な世界やなあ。姉御とほんまに堪能させてもらいました。侮るなかれ 日本のワイン そして滋賀のワイン!
日登美ワイナリーの皆様 ありがとうございました!