酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

明日は朝市・・・そして狐!

朝市の親分 末富さんは 遊びが大好き!

黒澤明監督の映画「夢」にでてきた狐踊りが忘れられず、浜大津を練り歩く狐踊りを開催して大津の新しい名物行事したいという夢を持ってはりまして、この春・・3月の朝市の午後から、それが実現することになりました。

大津祭りの曳山のひとつ 殺生石山に狐の伝説もありまして、それはお能から来ていて 末富さんらは実際にお能も見にいかはりました。そしてそれから着想を経て童話も創作。さらに振り付けも考案。

またお面と衣装もかなりこだわり、先日もそのワークショップがありました。

そして明日の朝市の後 狐の話・・・を もと歴史博物館館長でもあり、大津の歴史を語らせたら右に出るものはいないという素晴しい先生、木村至宏先生に聞かせて頂くことになりました。コーヒーとケーキ付で500円なり。明日のお話は一応満席!立ち見ならありますよ~ということです。

当日は狐うどんやお稲荷さんも遊びをせんとや生まれけんこんこんこ~んいろいろ楽しいわ。

ただいまボランテイアスタッフ募集中!やそうです。

余談ですが、長野ヒデ子さんの新見南吉の絵本狐について感動のお話。有名なごんぎつねは若かりし元気な南吉の作品ですが、この狐は結核にかかり、血を吐きながらもう命もあと僅かといったぎりぎりのときの作品。南吉は幼いころに亡くなった母への想いが深く強く、死ぬ間際になってその母への想いをこの童話に託したのでした。
そう想いながらこの本を読むと、しみじみ・・・そして長野さんの絵がまたなんともよう合うのでした。ちなみに長野さんのご実家もかつては造り酒屋やったそうな。