酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市の事

ちゃんと説明したいと思いつつ 確定ではないので控えていたんやけど 色々波紋を呼んでいるようなので書かせて頂きます。

朝市が始まって10年 それを長として支えてくれはった末富さんご夫妻ですが 耐震工事にともない事務局である暮らしっく広場が使えなくなり(券売機になります)、これを機にいったんこの朝市を終わりにしましょうということになりました。

小川酒店が事務局&長にならないかと言う話もあったんですが、この役割は大変なことです。長になるには それだけの覚悟と、そして人となりが必要で どっちも私には絶対無理でした。

実はこの朝市の実行委員長はほんまは 昨日が命日やったまさに適任の姉御がしはるはずやったのです。末富さんの長年のご苦労に感謝しつつ 後継者がいない今 やむなく終える事になったわけです。

が2月の極寒の朝市も 沢山のお客さんが来て下さり 朝市すたっふもあひるちゃん きたいちゃんはもちろんの事 イヌガオちゃんなんぞは豊中から 朝市当日はもちろん お酒決めにも滋賀に通ってくれはったり。私自身も朝市のお酒選びに月に一回お蔵に伺ったことで、蔵元さんとの距離もぐんと縮まり、色々な事を勉強させてもらえました。朝市だけのお酒も生まれましたし 冷蔵庫の中で眠っていたお酒が陽の目を浴びることになったり。蔵元さんにはいろいろ無理もいいまして有難いことこのうえなしなのですが、お客さんのレベルがぐんぐん上がって行き、期待も大きくなるので 私らも必死。なので、そんなお客さんを前に、お酒の情報を間近で知るええ機会になりますと お蔵さんもとても熱心に関わってくれはったりと 10年間の思い出はとめどなく。

 朝市をきっかけに島全体が活気を取り戻さはりまして、毎回黒山の人だかりの沖島さんも 今なんで・・・・・と 唖然!

ええお客さんがついて まさに絶好調の杣人さんも しかり。

なんとかできないものかと思っていたところ 以前ブログに書かせて頂いたishigamaの福本さんから 「僕はこういうことがしたかったのです!」と なんと嬉しいお言葉。Fさんが ぴぴっとひらめいてくれはったのでした。

福本さんは もと滋賀銀行員。そして その後 大津のまちなかを元気にしたい。滋賀のええもんを発信したいという想いから滋賀県産業支援プラザで地域活性化などいろいろ勉強しはりまして、そしてお正月明けに ishigamaを開店させはったひとなので まさに水を得た魚です。

で今までの朝市とはまた違った 若い感性を生かした新生朝市となって 開催されることになります。

ただ耐震工事の日程がまだ決まらず また準備期間も必要なので とりあえず4月の朝市はおやすみさせていただくことになります。

私も長は無理ですが 鈍くさいながら福本さんのお手伝いは喜んでさせて頂くつもりです。

どうか 新生朝市もどうぞよろしくお願いします。