酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

「丹波国分寺跡アートスケープ」

みらいじゅくの翌日の日曜日は なんと山陰線にのって亀岡へ。

むすびし水のコンサートですっかりお世話になった りこちゃんたちが作り上げたイベント「丹波国分寺跡アートスケープ」の最終日やったんです。

京都府亀岡市の豊かな自然と歴史に抱かれた 丹波国分寺跡一帯を 現代美術の展覧会場にした6日間のイベント。隣接する知的障害者入所施設「みずのき」の人たちが制作したランタンやアート作品を出品。

 みずのきは近江八幡にあるノーマよりもずっと前・・・1964年から芸術活動に取り組み、スイスのアール・ブリュット美術館に、入所者の作品がアジアで初めて収蔵されるなど高い評価を得ていて、その需要人物 山崎孝さんの素晴らしい絵は  国分寺の庫裏に展示されていました。名づけて 「タカシ特集」・・・ネーミングも素敵。このイベント全体の総合プロデューサー宮下忠也さんのコーデイネイトも光っています。タカシさんは 毎日山に向かって おりじなる般若信教を唱えてはるそうです。これは亡くなった両親に向かって祈りをささげてはるのやとか・・・

本堂には大阪市の芸術家、山岡敏明さんがグチックとよばれるまっかな高さ約2メートルの物体を設置。名づけて「グチック考」このネーミングもええ・・・作家さんもやはりました。

写真を忘れたのでこれはチラシ。

本堂北側の畑は、みずのきの入所者やスタッフが水田に復元。これには 施設の利用者さんや アーテイストや 地域のお百姓さんや いろんな人たちが関わっています。りこちゃんいわく 最初はまったく受け入れてもらえなかったのが 年月をかけてじわりじわりと協力してくれはるようになったそうで、今森さんの仰木のイベントにとても重なりました。

このイベントは 京都府や市 社会福祉協議会などの公的機関 新聞社 NHK 国分寺 民間団体 いろいろな団体とも連携しながら 歴史&福祉&農業&芸術・・・・がええ感じで融合できるような 方向性にむかって 一生懸命歩いている真っ最中。りこちゃんもがんばってるんやなあ。しかも六日間の長丁場、お疲れさんでした。また不思議な出会いもあったんですわ。続く・・・