さてさて お楽しみのあべさんの講演。
あべさんが一番好きな動物はかわうそ。
人懐っこく・・・・・・・遊びをしごとにしているのかしごとを遊びにしているのか・・・・いるんだかいないんだか・・・その曖昧さがええらしいです。今どき携帯電話もパソコンとも無縁のあべさん・・ほんまにいるんだかいないんだか・・・所在不明多し・・かわうそは あべさんそのものやん。
あべさんとかわうそくんは よくお昼寝を一緒にしてはったらしいのですが、きれい好きなので 水からでてくると あべさんの作業服に体をこすり付けて体を拭いたり・・・器用なかわうそくんは あべさんのボタンもはずせたりもするんやて。
長いこと飼育係をしていたら もう人ではなく たくさんの種類の動物の中のほんの1種類であるヒト・・・・になっていましたとさ。
あべさんの描く動物はどれも小奇麗とは対極。あったかくて おおらかでのびのびしています。そのたっちも色も大好きで惚れ惚れします。
で今回のテーマは「かちかち山の舞台は里山にちがいない」
そしてスライドで絵を見ながら 読み聞かせをしてくれはりました。淡々とちょっと まんが日本昔話の常田富士男を彷彿するような 語り口。ええ味わいですなあ。
これは今森さんとの対談。何度か対談はされているので
以前こんな話しましたよねえと 今森さんがおっしゃいますと
さあ~~~~~って とぼけてはるのか忘れてはるのか・・・
かわうそはアイヌ語で物忘れという意味やそうで、まさにかわうそかわうそ
年上の偉い人に向かってしつれいですが、なんとも愛しい人でした。
「仰木には正しい日本の田舎の姿がある」最後に言わはったあべさんの言葉にも皆が深く頷いてはりました。
そしてちょっこしと美味しい滋賀のお酒をご一緒させてもろた際
こんな素敵なゴリラの絵をプレゼントしてもらいました。宝物にします。