酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

みずのき美術館 & 日比野克彦

随分前にもかきましたが 妹のつながりで長い長いそして大事な繋がりの みずのき美術館 奥山理子ちゃんから久しぶりの電話。

なんとあの日比野克彦さんが今回の企画「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」展の為、みずのき美術館で泊まり込みで作業をしはるので、ワインを送って欲しいとのことでした。

理子ちゃんは 今滋賀でも取り組んではる三美のひとつ アールブリュットの美術館 みずのき美術館の設立当初から企画運営に関わってはります。

今は亡き 日本画家 西垣さんが みずのきでアールブリュットの歴史を築き上げてきはりまして 今その想いを成長発展させながら理子ちゃんは頑張ってはるのです。

森太三さんという芸術家との対談をみて感動しました。

一部を引用しますと “みずのき”で絵を描く時間は一週間に一回程度で、ほとんどの時間、入所者を支えているのは施設のスタッフです。そこには美しさもかっこ良さもないかもしれないけれど、彼らと長い時間過ごし、彼らが亡くなっていくのを看取る責任さえもっている私たちが、作品の魅力や価値など、華やかな部分的だけを切り取って発信してはいけないと思います。ただ、一方で美術的な価値として優先したいことと、日常の支援において求めることを両立する必要もあります。美術と日常の乖離は、常に大きな壁として在り続けています。

あの東京国立博物館官庁保坂さんも最初から関わってくれてはるのですが、理子ちゃん曰く 私たちが抱えているいくつもの課題や、あまり華やかではない“みずのき”の現状についての話を真摯な姿勢で聞いてくださり、そういった経緯からなのやそうです。

今回の企画とてもとても素敵そう。残念ながら 私はマンボウの会&伊賀のFOOD MARKETの予定がはいっているので行けませんが ぜひぜひ!!出来るだけ多くの人に見て頂きたい!と思い、ご案内させて頂きます。

TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)
日本財団アール・ブリュット美術館合同企画展 2014–2015
2014年11月8日–2015年1月12日
監修:日比野克彦
日比野克彦と私たちは「アール・ブリュットとは何か」という問いを、より普遍的、根源的な問いに昇華させる言葉として 「TURN」という言葉を掲げます。より豊かに日常を感受する意 識がもたらす可能性を「TURN」という言葉に託し、「ひとがはじめからもっている力」という意味を添えました。本展では、 私たちがこれまでの時間と同じくらい命を紡いでいくための、 真の意味での強い営みとは何であるかを問いかけます。

参加アーティスト:
スリッパ、マルセル・デュシャン、今村花子、畑中亜未、岡本太郎、中原浩大、田中偉一郎、淺井裕介、北川義隆日比野克彦、戸來貴規、佐藤初女野田秀樹猪熊弦一郎、島袋道浩、十八代目中村勘三郎
開館時間... 10時〜18時
休館日...月・火(但し、祝日の場合は開館)
入館料...200円
主催...TURN展実行委員会(みずのき美術館、鞆の津ミュージアム、はじまりの美術館、藁工ミュージアム)、日本財団
共催...社会福祉法人松花苑、社会福祉法人創樹会、社会福祉 法人安積愛育園、特定非営利活動法人ワークスみらい高知
アドバイザー...森司
制作協力...山城大督
協力...川崎市岡本太郎美術館丸亀市猪熊弦一郎現代 美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団、公益財団法人生涯学習かめおか財団、ARATANIURANO、カモ井加工紙株式会社、佐藤初女事務所、NODA MAP、株式会社ファーンウッド、ヒビノスペシャ
ローカル・プロジェクト:
1: みずのき絵画教室デジタルアーカイブ
1964 年にはじまった「みずのき絵画教室」。開設から 50 年を契機に、 作品のみならず施設や指導者の歴史とともにアーカイブ化。 美術館で公開します。アーカイブ設計:須之内元洋(札幌市立大学
2: 第1回“輝き”フォーラム
監修者・ 日比野克彦とともに、「TURN/陸から海へ」というキーワードで亀岡のまちを見つめ、考え、語ることで、既存の価値観のみに寄ることのない、 新しいまちや人の可能性を広げます。
日時:2014年12月7日(日)/ 時間:14:00〜16:00(開場:13:30)
登壇者:日比野克彦(本展監修者)、奥山理子(みずのき美術館)ほか
参加費:無料
会場:大本本部 みろく会館(京都府亀岡市荒塚町内丸1)
主催:公益財団法人 生涯学習かめおか財団、みずのき美術館
協力:宗教法人大本

同時開催/日比野克彦とともに亀岡のまちを歩く
集合:10:00(みずのき美術館) 参加費:1000 円(昼食込)
申し込み先(11 月 8 日から受付開始)
公益財団法人 生涯学習かめおか財団(担当:倉本)
TEL: 0771-29-2700 FAX: 0771-25-5881
E-mail: kikaku@galleria.city.kameoka.kyoto.jp
3: 田中偉一郎とのアートプロジェクト
詳細は、第1回 “輝き” フォーラム内で発表します。
オープニング・イベント:
11月8日(土) 15:00〜16:30/会場 : みずのき美術館
参加費無料(要入館料)/ 定員30名/申込不要

1部:ギャラリートーク
日比野克彦(本展監修者)/奥山理子(みずのき美術館)

2部:ラウンドトーク vol.1
櫛野展正(鞆の津ミュージアム)/岡部兼芳(はじまりの美術館)/松本志帆子(藁工ミュージアム)/奥山理子(みずのき美術館)

火曜日から開催日まで この準備のあと小川酒店のワインを飲んでくれはるなんて 感謝感激雨あられです。

佐藤初女野田秀樹さんもかかわってはるなんて ほんまに理子ちゃんすごい。きっと 大変な想い プレッシャーを乗り越えての今回の開催なんやと思います。努力の甲斐あって きっと素晴らしい空気に満ち満ちた企画展になると思います。頑張って~~~~!!応援 お祈りしています。

初日 明け方3時まで語りあわはったので 追加注文!気合を入れて コルテロッソとプントファイナルの超おススメ!なので これも送りました!日比野さん 喜んでくれはりますように。