酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

おかあちゃん おめでとう!



じゃ~~~~ん!!これは何かと申しますと

電車と青春初恋 21文字のメッセージに応募した母が
最年長にて入賞した その贈り物ですにゃわいな。

特に松喜屋の近江牛入りレトルトカレーが 美味しそうや~

入賞した句は

出征する父 見送りしこの電車 残されし母 百歳に

母は趣味が俳画なので この句に合わせた絵も描いたそうな。題は願を込めて鴛鴦。

ほんまにおかあちゃんは 小学校2年の時に 私にとってはおじいちゃんになる おとうさんが戦争に・・・そして帰らぬ人となったんや。残されたお母さんである私のおばあちゃんは 女手一つで3人の子を育て上げはった。辛い事もぎょうさんあったやろなあ。

おばあちゃんも酒屋さんやったので また当時はお酒1ケースも10本入り。ビールも今とちごて24本入り。その重たいお酒を必死で配達して生計をたててはったらしい。ましてや 当時は女性の立場はむちゃ弱く・・・波乱万丈の人生やったんやろな。そしてそんなおばあちゃんも4月で100歳。

他の入賞者からもこんなメールが届いたそうです。

私事ではございますが、半年前より闘病生活の身で、自分にもなにかできることはないかと思い、また 自分が「今、ここに、生きている」証を残したいと思い、電車への思い出を振り返り応募させていただきました。自分の名前とメッセージが載った作品集が、ずっと形となって生き続けてくれることを、本当にうれしく思います。小学校一年生の息子がいるのですが、大きくなったときに、パパはこんなことを書いていたんだというものを残しておいてやりたいと思って応募させて頂いたのを、きっと神様が見ていてくれたのだと思います。

心より感謝申し上げますととともに、これからも末長く、この「青春メッセージ」を、今を生きる人たちの想いがつまったものとして、続けていただけますよう、お願い申し上げます。

・・・・ことだま 言魂。または 言霊。

ほんまに
言葉って なんかすごい力を持っているような気がします。

ほんまに おめでとうさんです。

「原画展」は大津パルコ1Fで4月1日(日)まで開かれています。

さらに上位の入賞者は ラッピング電車で飾られています。
楽しいのでまた愛でてくださいませ。この青春号は4月1日(日)まで走ります。

作品集は サンライズ出版から発行。パルコ紀伊国屋にて販売中。

今回のテーマ「ふるさと・初恋」にちなんだコンサートが
びわ湖ホールで 3月31日(土)14時からあるそうです。

大津の町もいろいろ 春らしく活気づいていますよ。